第4節:記録の重要性

記述部鉄則第四条:

『全ては記録に始まり、記録に終わる。

記述士の存在意義は、

正確な記録を残すことにある』


【解説】

 記録は以下の三原則に従って行われる:


1. 正確性

■ 遵守事項:

- 客観的事実の明確な記述

- 時系列の正確な把握

- 数値データの厳密な記録


■ 禁止事項:

- 主観的解釈の混入

- 推測による補完

- 感情的表現の使用


2. 簡潔性

■ 基本原則:

- 必要最小限の情報記載

- 冗長な表現の排除

- 要点の明確化


■ 記載項目:

- 観測日時

- 物語の基本構造

- トリガーの形式

- 異常値の検出

- 対処方針


3. 継続性

■ 記録の維持:

- 定期的な更新

- 変化の追跡

- 長期的な傾向分析


■ データの管理:

- 適切な分類

- 検索性の確保

- バックアップの作成


 記録は、単なる義務的作業ではない。

 それは我々の存在意義そのものである。

 記述士の名が示す通り、

我々は記録を残すために存在する。

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