熊
今年の漢字が発表されまして、
「熊」
と決まりました。そうやろなあ。
ここ数年、そして特に今年は熊の話題が多い。こんなに多い年なかったんじゃないかと思います。
このエッセイの前シリーズ「小椋夏己の千話一話物語」に「クマの魅力」というタイトルで書いています。熊って日本では最強の哺乳類になるらしいんですよ、それなのになんであんなにかわいいキャラが多いんだろう。てな内容です。多いですよね「クマちゃん」のキャラって。
でも本当はパンチ一つで顔をふっとばされるぐらいのパワーがある、そんな怖い動物です。できれば外で会いたくない存在の一つ。
少し前にテレビで見たんですが、熊ってメスは2歳から子どもが産めるようになるみたいで、20歳ぐらいまでずっと産める。ヒグマの自然での寿命が15年から20らしいので、生まれた翌年から死ぬまでずっと子どもが産める。その計算でいくと、我が兵庫県では毎年15%、もっと環境が合っている東北とかでは30%ぐらい増える可能性もあるのだとか。
「山の中は熊でいっぱいかも知れません」
との一文も見たことがあり、森の中で芋の子を洗うプールのようにくまさんがうようよなんてシュールな場面を想像してしまったりもします。
分かってます。熊だって生きてる、命のあるものです。でもそれだけ山の中に詰まってる熊が人の社会に降りてきて、あっちでもこっちでも大変なことになってるわけですよ。「くまさんがかわいそう」だけではとても終わらせられない状況です。
一体どうしたもんでしょうね。熊も人も平和に生活するにはどうするのが一番いいんでしょう。熊のことをよく知る方たちの知恵を借りて、できるだけ穏便に解決する方法を見つけてもらえたらなあ。
来年の今年の感じがまた熊になりませんように。そう願っています。
※「小椋夏己の千話一話物語」の「クマの魅力」はこちらになります。
よろしければご一読ください。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220742104411/episodes/16817139555973236434
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