第34話

「茜ちゃんが出掛けるなら、警備が必要だし遊んでいる暇はナイよ」


下がった声音に、ドキッとした。



「でっ、でも・・・これは夜だし」



焦りながらも言い返すけど、私の言葉なんて気にも留めてない。



私が駄々を捏ねているみたいで恥ずかしいけど、夜は家に戻るんだから問題ないんじゃないのかな。



そう思ってしまうから、つい納得できない顔で見てしまう。



「茜ちゃん?」


柔らかな表情のまま私の頬を一撫ですると、かず君はハンカチを仕舞った。


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