32、更新される約束5
そして、僕たちは無事高橋家に
……うん、
「……まあ、結局は
「
「いや、何でもないさ。
そう言って、僕は高橋家の玄関ドアを
パンポンパァンッ‼
と、言うか。流石に
春日部さんと遠山さんが、
ちなみに、京一郎さんとおやっさんは昔はライバル
まあ、2人は2人でいろいろと
それよりも、
「……えっと、昴さん?」
「おかえりなさい、晴斗くん。その
「ええ、はい。じゃなくて、ええと。どうして家がこんなに
「ああ、その
その
どうやら、僕と栞は2人に
どうやら、さっきの2人の
「ええっと、仁兄さん?花姉さん?」
「はは、
「ごめんね、
「何を
「何よ」
「何だよ」
「「イエイ‼」」
二人してにらみ合っていたかと思えば、次の
やっぱり、2人とも
事実、栞は最初こそ
その
うん、なんかこう。みんなが楽しそうに笑っているのって、なんか……
「
その声が、栞にも聞こえていたのだろう。
「えっと、
「ああ、すまない。みんなが
「うん、そうだね。それもこれも、全て
「僕の?」
一体、どういうことだ?そう思うけど、栞には
本当に、どういうことだ?
どうやら、僕だけが
それでも、全員が分かっているのだろう。
その
「
「そう、かな?」
「そうだよ、絶対にそう」
そう言って、栞は僕に満面の
その笑みは、僕が今まで見てきたどの笑顔よりも
その笑顔を見ながら、僕は一つだけ
「そう、か。でも、きっと僕がそうなれたのは多分栞が居たからだと思う」
「私が?」
「ああ、あの日栞が
「……………………」
「だから、ありがとう」
その
けど、それでもやがてその目は
「っ、
「うおっ、栞⁉」
勢い、僕に
仁兄さんや花姉さんは、にまにまと
まあ、それはともかく。今は栞か。栞は
「
「うん、僕もだよ。栞のことが大好きだ。愛してる」
「うん、大好き!」
そう言って、栞は勢いのままに僕に顔を
僕の口に。
思わず、僕は目を大きく
「っ⁉っっ‼」
ぼんっと、顔が真っ赤に
その心底から楽しそうな笑顔に、僕も思わず苦笑を
まあ、別に栞が楽しそうならそれで良いか。そう、思った。
その後、僕たちは全員からはやしたてられたり。
いろいろとあったけど。結局、最後は全員で
みんなで
やっぱり、栞と仲直り出来て本当に良かった。そう、心から思える。
それが何より、ずっと
僕の視線に気付いたのか。栞は僕の方を見て笑う。
「何、
「いや、何でもない。こうして皆で
「……………………」
「そこに、栞が居てくれる。それが何よりも、
しばらく
「うん!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます