第1話幻の村?
〈ゴールドシークレットミッションが受注されました〉
は?何だこれ?まだプレイもしてないし名前しか決めてないんだけど…
〈転送します。場所GMルーム〉
周りが青く光ってまばたきのうちに場所が変わっていた。
「ここは…?」
周りは淡い光りに包まれた地平線とも言えそうな空間だった。さっきGMルームって言ってたよなもしかして…
「トゥットゥルー!!君がリーワー1億人目のユーザーだよー!パフパフ!」
ん?一億人目?スーパーとかでよくあるやつかな?
「は、はぁ…ところでいつプレイできるんですか?」
「少年、そう焦らない焦らない!君は記念すべき一億人目のプレイヤーなんだよ!もっと喜んでよ!」
「それ二回目です…なんか特典とかあるんですか?」
こういうのは特典があるっていうお決まりだろ。なんかラッキーだったな。昔にやったゲームのボスが確か即死全範囲攻撃の発生確率が99.45%だったっけな?あのゲームは鬼畜だったな…剣の風圧に当たるだけでHPの1割無くなる仕様だったから…それに比べたら全然。
「冷静だね君…まぁいいや!特典か…そうだね……………そうだ!なんかめんどくさくなってきたから君の願いを一つ叶えてあげよう!」
めんどくさくなってきたからって…この人一様GMなんだろ。大丈夫がこれで?
そうだな願いを一つか…ガンさんが言うにはこのゲームにはレベルという概念が存在しない。そうなると最速で強くなるには…武器だな!
「決まりました。武器が欲しいです。それもとびっきりの!」
「OK!まずは武器ねちなみに種類は弓、片手剣、両手剣、魔銃、杖、ナイフ、いろいろあるわよ」
んー…悩みどころだなやってきたソロゲーだと一番使ったのは…片手剣だね。次に銃だな。銃撃戦のゲームにいい思い出がないから銃は却下だ。本当に却下だ!昔やったゲームじゃ、命中率100%ってなんだよ。思い出しただけで嫌気がする…
「片手剣がいいですね、あ!どうせなら刀とかありませんか?」
「あるよー!じゃあ刀ね!これでOK!あとは送り出すだけだね」
「ちょっと待ってください!ちょっと質問いいですか?」
「ん?いいよー?」
「最初のスタート地点って固定なんです
か?」
最初のスタートの場所はとにかく大事だ。どこからスタートすれば最速で強くなるか…
「4箇所あるよ。王国、帝国、共和国、聖国かな?」
「どこが一番人口多いですかね…」
「全部同じくらいだねー。どうしたのなんかあった?」
それはちょっとめんどくさいな…一億人プレイ人工が居るんだろ。めんどくさいな…
「実はソロゲーしかやったことなくて…あ!NPCだけの町とかないんですか?」
「んーー…ないことはないんだけど…」
「あるんですか!そこじゃダメなんてすか?」
さすがはcccのゲームそんなもんさえ用意してるのか
「でも上から怒られそうだし…ちょっとまってて………もしもし前開発してたあそこ運のいい坊やの初期位置にしていい?え?あ、いいんだ…はいじゃあこれで………あ、少年いいいってさ!」
お願いしてなんだけど…なんか軽くない!?こっちとしては感謝なんだけど…そんなんで大丈夫かな…なんか心配になっちゃった
「でも気をつけてね!もしかしたら詰むかもしれないから」
ん?詰むとは?難易度が高いってことかな?それぐらいなら大丈夫か!
「じゃあ早速転送するよー」
「あ!ちょっと待ってください!僕こういうのは最初に設定をちゃんとしとくタイプなんです!」
設定しとこ………………こんな感じでいいかな?…ん?操作アシスト?何だこれ
「あの…操作アシストってなんですか?他のゲームじゃなかった気がしたんですど…」
「あーそれね。操作アシストをつけておくと操作がとにかくしやすくなるんだよ。でもココだけの話オフだと自由な動きができるんだよね!その分周りのゲームより動きにくいけど」
「それってクソなほど難しいクソゲーよりもですか?」
「あーいろいろとあるやつだよね!あの作品達は論外なほど難しいから比べる対象にはならないよ。それがとうしたの?」
じゃあ余裕だな!!よしオフっと…これでよし!
「じゃあ転送お願いします!」
「はーい!じゃあ送るよー…あ!言い忘れ
た!いろいろとスキルおまけで入れといたからねー」
「あ!ちょっとま…」
〈転送します。場所幻の村〉
◆◆◆
周りが淡く光りだして視界がくっきりしてきた。周りはポツポツと木造の家?みたいのがあり、草原に囲まれた場所に転送された。ちょっと霧がかってるかも?周りが見にくい…
転送する直前スキルとか言ってたよな。道の真ん中に転送したのか。転送する直前スキルとか言ってたよな。周りに人は居ないっぽいしスキルでも観ながら歩くか…
くれたスキルは〈鑑定〉〈収納〉ん?称号に【一億人目のプレイヤー】ってある…この称号に補正はなさそう。最初の武器が特典みたいなもんだからいいか…
お!収納に刀が入ってる。どうやって出すんだろ……お!いきなり手に出てきた!「これを出したい」って思ったら出るのか!どうせならこの刀を鑑定してみよ
龍眼刀
世界に5本しかない5豪天神刀のうちの一つ
昔、世界を滅亡まで追いやった黒龍の首を切ったとされる刀
所有者ショウ
あれ?これ結構強い武器っぽいぞ!これで最初は戦えそうGMは詰むとか言ってたけど大丈夫そうだな!とは思わない…この手の罠に何回かかったか…お!前から人が来た
霧がかった道の前からうっすら人影が見えてきた。ちゃんと身を凝らして見てみたら
身長は低いな、剣を横に備えてる……女性?
髪は下ろしてあり、一目見たらただの超絶美少女だな。お!あっちがこっちに気がついた
「すみません、ここどこですか?」
「お……………おいお前どこの誰だ!まさか賊か!剣を手に持って…ここで切り捨ててやる」
え…!賊扱いされてる…とりあえず鑑定を…
名前キリシャ・シス
昔、世界を恐怖のどん底へ追いやった魔王を倒した英雄。勇者。
「え……………?」
何でもできるVRMMOゲームで最強NPCだけの最強ギルドをつくってみた結果 やすはる @yasuharu1008
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