学園バトロア編
第13話 フラッシュバンは不発弾
そして俺は車の中で自分の考えを言うのであった。
山咲 「まぁ、結論から言うとあんたと付き合う気は毛頭もない」
ミリ 「そんなはっきり言…」
クアナ 「わかってます。すみません、少し調子に乗ってました。」
山咲 「じゃあ、何があろうとも俺と付き合う気はないんだな、」
クアナ 「え…」
山咲 「俺の話はまだ終わってない、」
山咲 「俺は元いた世界に戻りたい。それに、すぐ戻れそうないことに対して少しイライラしている自分もいるし、この世界でもう一度やり直そうと思う自分もいる…」
山咲 「だから、俺の意見はこの世界に戻る術がない、かつあんたに惚れることがあれば付き合っても良いと思ってる…」
と言っていたら
山咲 「着いたぞ、返事はいつでも良い。あんたの最適な答えを出してくれ…」
と俺は馬車のドアを開け周りを警戒し、クアナを降ろした。
山咲 「ここか……」
ここはファステージ国立女学園
国が作った伝統ある女学校で基本貴族が通う学校である
クアナ 「ナギサ…声…変えてない」
とクアナは耳元でささやいた
山咲 「あっ…」
と俺はパータイを触って声を変えた。
クアナ 「名前ってこのままで良い?」
山咲 「え?」
クアナ 「なんか偽名を名乗るならそれで先生のところに挨拶に行こ、」
山咲 「じゃあ、」
と俺は一拍置いてある名前を言った。
……
教師 「今日から新しい生徒が1人増える、クアナ女王のSPだが皆と一緒に勉強をする。入って来てくれ…」
??? 「おはようございます。初めまして! テンリ・ネオ と申します。仕事の一環なのでなるべく関わらないでください。」
と俺は元気よく挨拶をした。
1h前………
クアナ 「テンリ・ネオ?」
山咲 「あぁ、俺が16の時に事故で死んだ唯一無二の親友の名前だ」
クアナ 「ナギサがいいなら良いけど…」
そして、俺はテンリ・ネオとして、この学校に入ることになった…
今……
休み時間、俺は他のの生徒から質問攻めに会っていた
生徒A 「テンリちゃん、趣味は何?」
生徒B 「テンリちゃん、私のSPにならない?」
など沢山の質問が来ていたが、俺は
テンリ 「僕は仕事で来ているんだ、あんたらと関わる気は無い」
と一掃するのであった。
………
昼休み、俺はクアナに呼び出されていた。
クアナ 「あんた、本当に皆んなと関わる気がないの?」
山咲 「まぁな、これで仕事に支障がでたら元も子もない」
山咲 「て言うか、1人を除いて他の生徒もお嬢様なんでしょ、なんで警護人がいないの?」
クアナ 「いるけど、学校側の警備が万全だから来なくても良いって感じ」
山咲 「じゃあ、あいつは?」
クアナ 「あの人は王家というか…」
クアナ 「あいつの名前は…」
クアナ 「 リタ・クリスタル・カルデラ 」
山咲 「てことは、」
クアナ 「私の妹、そして王になれなかった人」
山咲 「へぇー、てか、名簿にあったか?そんな人、」
クアナ 「基本的に王家がこの学校に入っていることは秘密とされている。だから私もカルデラも名簿には乗ってない。」
山咲 「てか!」
クアナ 「?」
山咲 「そのカルデラって奴は男のSPが付いていたぞ!」
そう、カルデラの周りには3人ほどの男性のSPが彼女を守っていた。
クアナ 「あぁ、あれね。あの人たち全員女性だよ。」
山咲 「は?」
クアナ 「あんたの反対、いわゆる男装ってやつ、」
山咲 「なるほど、」
そして色々と聞いていたら昼休み終了のチャイムが鳴った。
そして5限目から俺は謎の胸騒ぎに襲われていた。
To be continued
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