俺の恋愛脳
俺の母親は俺を産んですぐに亡くなった。
だから母親との思い出は無い。
代わりに父親が母の分まで俺に愛情を注いでくれた。
父はかつて今の俺と同じく王国の騎士団で団長をしていた優秀な人だった。
俺はそんな父が大好きで、いつの日か、俺も父親みたいな騎士になりたいと思うようになった。
俺は父から騎士としての基礎や誇りなどを教わった。
厳しい父親であったが、優しさもあった。
そんな父は俺の自慢でもあった。
俺はそんな父に教わった事を糧にして何とか騎士団になれた。
しかし、そんな生活の中でも俺の周りにはある異変が起きていた。
なんと、彼女持ちが増えた事だった。
俺が13歳の頃だった。
同年代の友達が彼女出来たからと言って遊ぶ時間が減り退屈な日々が続いた。
最初はただ退屈でしかなかったが、恐る恐るその友達の跡を付けると・・・。
その友達と彼女がいちゃついている所を見てしまったんだ・・・。
なんか俺だけ違う世界に行っちゃった気がしてその友達と今後どう付き合っていくのか分からなくなった。
そして、その10年後・・・。
23歳でそいつはその彼女と結婚した。
俺は段々羨ましくなって思った。
(俺も彼女が欲しいいいいいい!!)
だが、その想いはむなしかった。
結局彼女が出来ず、28歳のただのおっさんとなってしまった。
こんなのって・・・
ありかよおおおおおおおおおお!
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