〇プロットを書く!【終盤編】



 やっとプロットづくりも佳境です。ですが、もしかすると一番苦労するのがここなのかもしれません。竜頭蛇尾では、物語として最も締まらないので。



 (中略)→噛ませ犬ボス→無垢で強大な存在→黒幕(真のラスボス)→終わり



 終盤は打ってきた布石が作動して、噛ませ犬ボスからの無垢な存在を打倒した後に黒幕(真のラスボス)へと繋がる展開にしたいので、存分に頭を抱えてください。

 とはいえ、あくまで今回の書き方は推理小説ではないので、大それたトリックなどは必要ありません。物的な証拠、些細な発言……それらで十分賄えます。ここを乗り越えれば、峠を越したも同然。あとは終わりをどうするかを決めるだけです。


 終わり方にも色々あります。最終的になにもかもがおじゃんとなるバッドエンド・デッドエンドもありますが、今回はハッピーエンドかビターエンドかのどちらでしょう。



 ハッピーエンド:黒幕(真のラスボス)が贖罪・反省をしたり、公的に裁かれたりする。あるいは消滅する→大団円

 ビターエンド :黒幕(真のラスボス)が贖罪・反省をしないし、公的にも裁かれない。消滅もしない→平和を取り戻したものの、ほろ苦い結末



 二つを分けると、以上のようになります。

 ここからは黒幕(真のラスボス)をどのように扱うか、といった作者の裁量にゆだねられる部分でもあります。一般的に好まれるのはハッピーエンドですが、ダークファンタジーのようなテーマ性によってはビターエンドの方が相応しい場合もありますし、作者の好みもあります。最後にどう花を飾るのか……「終わり良ければすべて良し」という言葉もありますので、作風に合わせて選んでください。


 またいずれのエンディングを迎えようとも、変わらず挿入しなければならない展開も挙げておいてください。今回ではキーパーソンが元の世界に戻るような出来事が、これに当たります。


 ようやくプロットが出来上がりました。これで安心して本文に取り掛かることができます。人によっては、ここから下書きに取り掛かるでしょうか。まだ不安が残る……という人は、このまま次章の『本文を書く……その前に』に進んでください。

 とは言うものの、よく「書いてから必要な項目が生まれて書き足す羽目になる」ということもあります。それは創作者のご愛嬌ということで、怖がらずに取り組んでみてください。


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