プロットを書く!

〇プロットのプロットを書く!



 どんなキャラクター達で書くのかも決まり、ここからプロットを書いていく! ……というのが創作論のお決まりですが、まだただの設定でしかないものをストーリーに書き起こすのは容易なことではありません。プロットがレシピや設計図だとすれば、設定はあくまで材料でしかありません。下ごしらえが必要です。

 更に言えば、本著では起承転結も三幕構成も使いません。むしろ使い方を著者自身が学びたいほどです。


 物語の構成というと骨子の部分に当たり、それを作るとなると誰しも身構えがちではありますが、大まかな構成は既にキャラクターを作る段階で埋め込んであります。【仲間編】で「三名+三名」のグループに分け、【敵編】で仲間に対応する六名の敵を「敵①→敵②→敵③→(以下略)→ラスボス」の流れにすると考えてあるので、骨子の芯の部分を組み上げていく難易度はかなり低くなっていると思います。

 それらをざっと並べてみると、以下のようになります。



 始まり→敵①→敵②→敵③→/→敵④→敵⑤→敵⑥→/→噛ませ犬ボス→無垢で強大な存在→黒幕(真のラスボス)→終わり



 物語をどう始めるのか、どう終わらせるのか、そして区切り目の部分はどう展開させるのかという悩みどころは多々ありますが、これで取り敢えず描きたいルートは出来上がったのではないでしょうか。『多分カクヨムで一番志の低い創作論』の本文でいうところの、物語のチェックポイントを細かく刻んだものが上記になります。右肩上がりに盛り上がっていくスタンプラリーのようなイメージでしょうか。


 そしてこの流れの中で、なにがネックになるのかをピックアップしてきます。言わば、ルート上にある障害を取り払っていく作業です。交通規制を事前にチェックして迂回ルートを開拓していくようなものでしょうか。これをすることで、書き始めた際に悩んで滞るのを防げます。



 *主人公達はどうして敵と戦うことになるのか?

  →近しい人が行方不明になり、ダンジョンが疑わしいと思われたため。その後は犠牲者を増やさないため。


 *どうして敵は的確に仲間の痛いところを突くのか?

  →奮起し乗り越えるという娯楽を無垢で強大な存在が欲しているため。


 *噛ませ犬ボスはどうして無垢で強大な存在に魅入られたのか?

  →黒幕(真のラスボス)に差し向けられたから。異世界の住人を手駒にする全能感に魅了されたから。


 *黒幕(真のラスボス)はどうして噛ませ犬ボスに無垢で強大な存在を差し向けたのか?

  →噛ませ犬ボスの失脚を狙って。


 *無垢で強大な存在は何故黒幕(真のラスボス)を見出したのか?

  →無垢で強大な存在の習性、もとい目的を叶えてくれるために最大限動いてくれる要の存在だったから。


 *黒幕(真のラスボス)がそうであるとバレるのはどうして?

  →【いつかのネタバレとなるので封印】



 こうしてやっと、プロットを組み立てるに足る状態になったと言えるでしょう。次章はここから前述の流れを下敷きにして、本格的に物語の支柱としてのプロットを作っていきます。


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