作品語り 其の1(禁断の愛なんかじゃない)
作品語りするかも? などと紹介文に書いておきながら、全然していないことにようやく気が付いたので作品語り――というか反省というか言い訳をしようかと。
ここ数日、「禁断の愛なんかじゃない」という作品の番外編を予告もなしに更新していたので記念すべき第一回作品語りはこの「禁断の愛なんかじゃない」という作品について語ろうと思う。
どんなお話かというと、元々生徒と先生の関係だった成海と伊吹先生が結婚して楽しく夫婦やってますよ~というお話。
ただ、成海が高校生の頃は伊吹に全く興味もなければクラス担任でもなく、更に授業を教わったことがないまま学校を卒業して、伊吹先生も全く成海とは関わらなかった――という二人が卒業後10年経ってから再会して夫婦になるっていう設定。
実際には生徒と先生の「禁じられた恋」の果ての結婚じゃなくても、周囲からは「生徒だったころから狙ってたんでしょ?」という目で見られがち。
「禁断の愛」であろうとなかろうと、今その夫婦が幸せならそれでいいじゃん、周りはとやかく言うなよ~的なテーマを込めている。
ただ「禁断の愛」じゃないのにそう思われていることに対する「なんだかな~」みたいな感情があるよって話にしようと思っていたのだ、当初は。
しかし、実際に書いてみて思った以上に成海がポジティブすぎて当初の書きたかったことが全然書けていないものが出来上がってしまったのである。
だからこそ、番外でその辺の色を強くさせたいと思ったが、伊吹のお仕事奮闘記みたいな内容になってしまい、本当にもうどうしたらいいんだろう。
テーマをちゃんと書ききれないというのは、本当に力不足だなと、反省せざるを得ない。
プロットどおりにかけない、テーマも消化不良って……。
ちなみにこの話、公募に出したが当然ながら一次落選だった。
とにかく最初からインパクトがなく、ずっとぬるま湯につかっているような話である。これでは生き残れるわけがない。と気づいたのは後になってからだ。
お金を出して読んでもらえるものじゃない。無料だからこそ、読んでいただけるのだ、ということを改めて実感したのである。
こういうずっとぬるま湯で平坦って物語のつくりかたは、同人的である。
同人をやっていた頃の癖が抜けていない。
WEB小説を投稿し続けるだけならそれでいいけれど、公募に出すのならばもう少し起伏を考えないとどうしようもないなと。
根本的な話のつくり方が、商売向きではないので、書籍化を考えるんだったらもっと根本を変えなければいけないと思い知ったのだった。
このままでいいのか、それとも上を狙うのか、落ち込むよりも先に自分の目指すところを決心せねばなるまい。そう思う。
どうなんだろうな……商業化したいのかな? 自分に問いかけても答えはまだ出ない。書くのは楽しいけど、それだけでいいのか? というのは永遠の問いかけなのかも。
そんな自省はともかくとして、日本史担当の伊吹先生って名前からカッコ良くて、自画自賛しているキャラだったりする。
彼は成海に球場へ応援に行かせたいという理由で野球部顧問になってもらったが、サッカー部かバレー部の方が向いているように思う。なんとなく。
成海はハウスメーカーの営業事務→コンプラ室に移動で、10時~19時勤務、だいたい帰宅が20時ぐらいという設定。一般的な会社員よりも少し帰宅が遅いけど、伊吹がもっと遅いので生活に支障がないみたいな。
しかし本当に部活やっている教師って拘束時間長すぎだなと思う。
とはいえ、普通の企業のお勤めの方で教師よりも長時間労働って方もいるんだろなぁ。
そう思うと、ほぼニートな今の自分が申し訳なくて仕方なく思う。
外部に投げても大丈夫な仕事は引き受けるので仕事ください(笑)
今回語った作品はこれ
禁断の愛なんかじゃない
https://kakuyomu.jp/works/16818622172507483287
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