語りたがり屋のモノローグ

古杜あこ

2024年12月

まずは自己紹介

 「私はごく普通の家庭の兼業主婦です」

 自己紹介すると本当にその一言で終わるんだけど。

 何を語ればいいんだろうな?

 

 一般的なというより一般的な枠を出ない、といった方が正しいかもしれない。

 性格は良くないけど極悪人ではないし、行動も人間の屑寄りだけど普通に生活を送っている。

 人生も波瀾万丈ではなく小さい山と小さい谷の繰り返しという感じかな。


 最近気づいたんだけど、「普通でいなければならない」みたいな思考の癖がどうやら自分にはある様子。あまりに一般的な様式から逸脱することに恐れているというか。

 優秀な方に振れる能力はないから、劣悪に落ちないようにだけは必死になっているみたいな。

 だから正しくは「一般的な枠に入れるように努力し続けている兼業主婦です」になる。

 ただそんな馬鹿正直に自己紹介されても反応に困るわな。

 だからまあ、色々と削って上記の自己紹介になる「ごく普通の兼業主婦です」と。


 

 小さい頃から空想の世界を思い描くことが好きで、人より少しだけぼんやり生きているように思う。

 現実世界に重きを置いていないというか、自分のリソースの20パーセントぐらいは妄想に費やしている。

 いつか妄想世界の住人になってしまうのかも……なんて言ったらちょっとしたホラーか。


 妄想や空想はライフワークだけれど、ずば抜けたアイデアはない。

 執筆速度も書いてきた年月とちゃんと小説の形式になっている分量を見れば執筆速度は遅筆といえるのかも。だから小説を書く人としては普通というより「にわか」に分類されるんじゃないかな。

 

 仕事と家事以外の自由を時間を創作活動に全て費やしている辺りが20パーセント妄想世界の住人っぽい。

 生活費の足しにもならない自己満足の世界にこれだけ注げるのはある意味変態なんだろうね。

 

 

 見た目は真面目に見えるようで、中身はこんなことをつらつらと考えている。

 まさしく真面目系クズ。(当初の意味でのね)


 こんな人間の書く日記ですが、興味がわきましたらどうぞお付き合いください。

 作品とは違ってダウナー系なのでご注意くださいな。

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