第7話
更衣室を出た所で、遙は奏と会った。
「学校とかどう?大丈夫?」
「みんなに言われます」
「そうだと思うよ」
「私なんか……まぐれでなったみたいなのに」
遙がそう言って照れ笑いをすると、奏が顔を顰めた。
「遙ちゃん、その言い方は他の選手の人達を侮辱するものだよ。みんな血の滲むような練習を積んで試合に出ての結果なんだからね。それが遙ちゃんの実力だからちゃんと認めないとダメだよ」
「奏先輩…… 」
遙は我を忘れたように奏を見ている。
「その重圧も、これからは受け止めなきゃいけない」
「はい」
遙はしっかり頷いた。
奏は柔らかな笑顔を見せると、遙の髪をクシャッとした。
「練習頑張ろうな」
奏はそう言うと、鞄を抱えて廊下を歩いて行った。
遙はその後ろ姿をずっと見つめていた。
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