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  • マモル君はどうして幼馴染に、自分が誰だか知らせないのかな、とちょっとじれったく思ってました。彼の方も、マモルが幼馴染だと気付いているのに、わざわざ偽名のままでいるのは、よくわからないなと。
    最後まで読んで、なるほど、と思いました。マモル君は、陽介君との思い出を守りたかったんですね。13歳で北海道から九州まで、飛行機を使い、宿泊費もかかるだろうに見舞いに行くのは、相当な覚悟が要ったはず。(それを許してくれたご両親に感謝)
    そこまでの気持ちがあるなら、思い出は大切にしたいでしょう。時間がたって、二人の境遇はまるで違ったものになってる、その悲哀を感じます。二人が偽名のまま、愛を確かめ合って、これからどうなるのか。陽介君が立ち直って、雪央君の前に現れてくれますようにと、二人の為に祈ります。

    ただ、一つだけ、ひっかかってます。結婚の時に誓う「病める時も健やかなる時も」という言葉がありますが、陽介君の境遇は、「病める時」に該当しないのでしょうか。二人がまた再会できることがあるのか、再会したら、この一夜は完全に黙殺される夜になるのか、笑い話になる夜なのか。どっちだろう、と考えました。

    雪に始まって雪に終わる、夢幻のようなマスカレード劇でした。

    作者からの返信

     日野原さん、最後まで丁寧に読んでくださり、本当にありがとうございます。

    「病める時も健やかなる時も」というお言葉には、なるほどと思いました。実はそこは、作者として自分でも意識していた部分とは少し違うところでした。

     僕の中では、マモルは陽介を見捨てたわけではありません。むしろ、陽介を自分の「永遠の憧れ」として大切に思っているからこそ、一度ここで突き放しました。
     もしその場の感情だけで「ユッキ」と「陽ちゃん」に戻ってしまえば、陽介は今の自分を許せないまま、マモルに寄り掛かってしまうかもしれません。マモルはそれを望まなかったのです。

     だから、あの夜はあくまでも「マモル」と「トオル」の一夜限りの出会いとして終わらせました。
     そして最後にマモルが願ったのは、「いつか陽ちゃんが、自分の足で、自分の誇りを取り戻して会いに来てくれること」でした。

     別れ際のセリフ
     マモルの「待っていていいのかなぁ」は(自分でちゃんと立ち直れるよね?)であり。
     トオルの「必ず奴は帰って来るよ」は(ちゃんと自分で立ち直ってみせる!)なんです。
     僕は男同士の恋愛を書くとき、どちらか一方がもう一方を支え続けるというより、お互いが対等な存在として尊敬し合える関係であってほしい、という思いがあります。

     もちろんこの結末が唯一の正解だとは思っていません。だからこそ、日野原さんが「病める時も健やかなる時も」という視点で読んでくださったことは、とても新鮮でした。僕自身も、改めて考えさせられました。
     素敵なコメントを本当にありがとうございました。

    編集済
  • 雪降る夜の東京(2)への応援コメント

    空地に寝転がって空を見ている人がいれば、そりゃ、何してるのか見にいきますよ。それがたまたま、とても素敵な少年だった。そうして、彼の言う通り、自分も寝転がって空を見上げたら、雪が自分めがけて落ちてくる。空に浮かんでいるような気がする。今まで知らなかった、思いもよらない情景を見せてくれて、体験させてくれた。心に残るでしょう。そんな若い、感受性の鋭い時期ならば余計に。
    陽介と雪央(マモル)の印象的な出会いでした。素敵な情景だと思います。

    マモル、いい友達持っていますね。陽介との思いがけない出会いで、何が起こるかわかりませんが、こんな友達がいるなら、何が起ころうと、きっと支えてくれるだろうと思います。いい友達がいるのは、マモル自身が彼らにとっていい友達だからでしょう。若い少年たちのこれからが気になります。

    作者からの返信

     初雪のシーンを叙情的にとらえていただけて嬉しいです。
     昔この作品を発表した当時、「いくら初雪の降り始めでも札幌の雪は寝転んで眺められるようなものじゃない。北海道の雪を甘く見るな!」とのお叱りのコメントを受けた事もありました。
    (世の中いろんな人がいるなぁ)と勉強になりました。
     はい、メンタル強いから平気ですよ!
     ちゃらんぽらん♪

  • 雪降る夜の東京(1)への応援コメント

    >東京の雪は虹色に光るね。
    なるほど、ネオンの輝きが雪を通して光って見えるんですね。
    雪の少ない東京では、あまり見られないかもしれません。私は見たことないですが、想像すると幻想的で美しいですね。

    >夜空から白い妖精が舞い降りる。
    詩のように美しい表現だと思います。

    私はロマンスは苦手で、あまり読まないのですが、「雪のソナチネ」という綺麗なタイトルに惹かれました。良く知らない分野なので、おかしなコメントしたらごめんなさい。
    冷たい雪の降る、虹色に光る東京の夜に、どんな物語が展開されるのか、ゆっくり読んでいこうと思います。

    追伸。「マヒバ氏」に星のレビュー頂いたのにお礼を申し上げてませんでした。ありがとうございました。

    作者からの返信

     こちらこそ、素敵なレビューを付けていただいたので(どんな作家さんなのかな?)と思いつつ、中々日々の多忙の中で読み始めるのに腰が重くなっていました。
     でも、一旦読み始めると日野原さんの世界に取り込まれ、毎日少しずつ読み進めるのが楽しみになりました。
    「雪のソナチネ」は試しに書いてみた短編です。
     とても未熟で、文章のリズムに取り憑かれて変な「七五調」になってしまい、推敲で散文に直すのに苦労した経緯のある拙文です。
     読みにくいでしょうが、よろしくお願いします。