第8話
「スゲー………絶対嫌がって誰一人として断固触らせなかったあの小川が…こうも簡単に触らせてる……」
「しかも…なに?すずちゃんを見るあのにやけた顔!」
「「すずちゃん、すごいっっ!!」」
?
すごい?
……私が??
うーん……
「いえいえっ!『すごい』のは小川先輩の人気です!朝から人間様はもちろん、用務員さんのワンちゃんまでもが『うー、ワンワン!』ってものすごーく吠えてたんです!!お犬様にも大人気なんです!!!」
私はその時の事を思い出していたので高田先輩とミナ先輩の会話は耳に入っていなかった。
*その時の2人の会話
「『お犬様にも大人気?』…それは余りにも煩い人間の騒いでる声に反応して、威嚇で吠えてたんじゃねーの?」
バシッ
「ってー!何すんだよ、ミナ!」
「いいから、キミは黙ってなさいっ!すずちゃん、かわいいから何でも良いの!」
「……ま、まあな…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます