第8話

いつも通り魚やプランクトンを食べながらゆうゆうと泳いでいると


『お主か…最近この海で暴れているのは…』

(うおっ!?)

急に声をかけられた。というか、急に声をかけられたから胃から魚が出てきそうだった(真面目)。

まあそれは置いといて、呼び止められた魚を見t…はえ?


眼の前にいたのは……目。そう、目であった。

(体が見えない…)

どれくらいでかいんだろう。ナガスクジラ属に入るシロナガスクジラよりもでかいのでは!?・・・俺、シロナガスクジラ見たこと無いけど…。

『もう一度問う。最近この海で暴れているのはお前か?』

(・・・。暴れているかはしらないけど、最近この海に住み着いているよ)

俺がそう言うと

『ふむ、ならばなぜ私に挨拶しに来ないのかい?』

(・・・へ?)

なになに?会社の偉い人には必ず先に挨拶しろってこと?それとも【お隣に引っ越してきました!!!!これからよろしくお願いします!!】って挨拶することなのか?よくわからん!!


『返答がないってことは、私と敵対するってことでいいのかい?』

俺は聞いてない。色々と考えると、何故か周りの声が全く聞こえなくなるのが悪いところだと思う。

『そうか…。ならばわかった。今、この場で私と勝負するか』

(・・・はへ?なんで急に勝負事になってる?)

クジラみたいにでかい魚は口を開けると、

『【渦巻きウォータースクリュー】!!』といって渦巻きを作った

(あれは!?ヤバいヤバイヤバイヤバイヤバイ…)

魚でもわかる。あれはヤバいって。なんとか危機察知能力で避けることができた。

(え〜い!ままならん!『毒魔法』!)

【無効化されました】

(ならば『水刃ウォーターカッター』!)

【1ダメージ削りました】

全然きいてないじゃん!?

鱗刃スケールカッター!)

これが無理だと俺は逃げる!!

【9ダメージ与えました。残りの体力19999999990です】

(・・・は?バカみたいに体力多くね?)

これはもう手段がなくなってきた。

(ん?これは…?)

俺は魔法のところにあった【麻痺魔法パラライズ】を見つけた。

(何でも良いや!!『パラライズ』!!)

そう唱えると、クジラみたいなやつが一定時間止まった。

『何だこれは!?体が動かん!?』

(・・・麻痺魔法パラライズ最強伝説!?)

まあそんなことは思ったが、それよりも

(早く逃げないと…!捕食される!今まで使ったことがなかったけど『逃げ足』!!)

【逃げ足が選択されました。この海の何処かへ逃げます。】

そういうのが出たら、オレの体は光った。そして俺はクジラに言った。

(次あったら必ず食ってやるからな!!)

そう言うと俺は何処か知らない海へと飛ばされた。


逃げた海は…レベルが高い魚が多くいた。

一旦俺は隠れてステータスを見た。

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【名前】:サーディン=ウィーク 

【種族】:ヘミトリゴン・アカジェイ(アカエイ)

【年齢】:不詳(不老不死可能)

【Level】:55

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【基本ステータス】▼

 体力:7800

 筋力:6000

 防御:8000

 器用:5800

 敏捷:5000

 幸運:10000

 魔力:0/15000

 魔法:0/59000

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【スキル】▼

・複製 Lv.2

・逃げ足 Lv.10

・ス◯ミー Lv.1

・捕食(中) Lv.2

・シールド Lv.2

・料理 Lv.10

・闘気 Lv.1

・覇気 Lv.1

探索サーチ Lv.1

・影武者 Lv.1

・影分身 Lv.1

・毒針 Lv.1

・隠蔽 Lv.1

・鑑定 LV.1 «new»

【ユニークスキル】▼

・魚進化 Lv.3 (魔力が50000以上で解禁)

・スキル進化 Lv.3 (魔力が50000以上で解禁)

・サポーター Lv.3 (停止中)

・魔導の道 Lv.5

・ユニークの道 Lv.2 

・美食の Lv.10

・鑑定の道 Lv.2

・忍者の道 Lv.1

【魔法】▼

水刃ウォーターカッター Lv.22

・水圧 Lv.1

・水鉄砲 Lv.5

・水爆弾 Lv.1 

鱗刃スケールカッター Lv.12

・毒魔法 Lv.2 (スキル【毒針】と連結している)

麻痺魔法パラライズ Lv.3 

【加護等】▲

【その他】▲

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(・・・だよな〜。新しいものがあまりないよな〜)

新しく入ったのはスキル【鑑定】のみ。【麻痺魔法パラライズ】のことはいつ入ったのは知らなかった。

(いつの間にか入ってたのかな?)

俺はそう思った。というかそう思い込んだ。

そしてあのクジラに一泡吹かせるためにここの魚たちを捕食していこうと決意したのであった。

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【鑑定】


相手のステータスを見ることができる。レベルが上がると、見れる部分が細かくなっていく。最初は名前とレベルのみ表される。


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麻痺魔法パラライズ


相手を一定時間痺れさせる魔法。魔法の量によって痺れさせる時間が違う。レベルが上がるごとに時間も増える。【毒魔法】と相性が良い。


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この海にはレベル30から500までの魚がうようよいる。レベル30だからといって油断すると一飲みされる。ここには絶対漁師も近づかない。ここの海の名前は【禁断の闘海】と。ここの海は大陸から東にあるから東の海をかけ合わせたのだろう。そして漁師たちは知る。自分たちが知っている魚の序列が変わったことに。




頂点にがいることに。



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幼少期?が一旦終わり、次はクジラとの再戦です!!

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