異世界【イワシ】転生〜【鰯】は弱くても、『イワシ』は弱くない!〜

サスライズンイワシKKG所属

イワシが海の覇者となるまで

第一章

第1話

(……ん?ここは…何処だ?なんで目の前は水色なんだ?)

目が覚めると、眼の前が水色になったいた。


(あれ?手足がある感覚がない...)

はっきりとして、手足の感覚がなかった。むしろ、変な感覚はする。


(ああ、一応は動けれるんだ…)

そう思いながらその場所をさまようこと、数十分。鏡が落ちていた。

その鏡は錆びれていて、うまく見えなかったが、自分がどういう状態なのかはわかった。


立派な鱗を持ち、魚のようなヒレと尾びれ…そう、『』だったのだ!

(???)

数分間の思考停止の後これはあの有名な異世界転生なのでは!?と考えた。

(でも、異世界転生ならば人間にしてくれよ!?)

人間の体に慣れている自分だから、魚の体は何かと不便だ。


少し落ち着いたら、これからどうするか、考えた。

(人と同じように考えられるなら、こういうときなら、『ステータス』と言えばステータスが表示されるのかな…)

そう思ったら、なにか青いウィンドウが出てきた。


ーーーーーーーーーーーーーーー

名前:サーディン=ウィーク 

【種族】:サーディン(イワシ)

【年齢】:不詳(不老不死可能)

【性別】:無性(男女両方可能)

【レベル】:1

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【基本ステータス】▼

 体力:10

 筋力:2

 器用:50

 敏捷:50

 幸運:100

 魔力:100

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【スキル】▼

・魚群 Lv.1

・逃げ足 Lv.1

【ユニークスキル】▼

・魚進化(魔力が2000以上で解禁)

・スキル進化(魔力が5000以上で解禁)

・サポーター Lv.1

・魔導の道(魔法を覚えたら解禁)

【加護】▼

・海神の加護

【その他】▼

・前世の記憶

ーーーーーーーーーーーーーーー


(なんか出てきたぞ!?)

感心しながら、ステータスを見ていく。

(体力と筋力少ない…)

ちょっと残念に思ったのは御愛嬌。


(よし!試しに、サポーターっていうのを使ってみるか)

ということで、ポチッ…と・・・・・・・・出来ない。イワシの姿では、手という物自体がない。こういうときは言えばよかったはず。


(じゃあ…『サポーター』)

【こんにちは。サーディンさん。私はサポーターです。まず何をしますか?】


よし!つながった!


(えっと、まずはスキルについて教えて!)

【はい。スキルとは、魔力を消費して使うものです。ただし、ユニークスキルは魔力を消費せずに使用することができます。】


(じゃあ、持っているスキルの内容を教えて!)

【魚群はサーディン特有のスキルで、仲間を増やすことができます。サーディンは基本的に、集団で動きますので。】

(たしかに、イワシは集団行動をしているな)


【逃げ足は、その名の通り、逃げることに特化したものです。サーディンは、日の本の国というところで魚に弱いと書かれております】

(名前から来ているのか…)

【はい、そのとおりです。】


(次はユニークスキルについて!)

【魚進化は魚の中で進化することができ、最終的には、色々な個体ができます。例として、人魚、半魚人、かっぱなどです。】


【スキル進化は、スキルを新たに進化させて、より強いスキルに進化することができます。】


【今使っているサポーターは、最初のときだけ使用することができますが、スキルでまた使うことができます。】


【魔導の道は、魔法などを覚えたりするときに便利なスキルです。】


(ふーん、そのスキルやユニークスキルの隣にあるものは?)

【スキルのレベルです。レベルが上がると、スキル・ユニークスキル・魔法・加護・称号が与えられます。ただし、ユニークスキルはもらえるものは決められております。スキルには上限があり、スキルではレベル100、ユニークスキルでは9999までです。ただし、とあることをしたらレベルの上限が上がります。】


(この『海神の加護』ってのは?)

【海で泳いでいるものすべてに付与されます。水の中で、呼吸でき、輪廻転生ができるようになっています。】


(もし、死んだ場合は?)

【海神の加護で輪廻転生します。レベル等のものはそのまま移行されます。】


(あれ、これって…最強じゃね?)

【たしかに最強です。】


(あ、そうだ!普通にレベルを上げたらどうなるの?)

【その場合は、基本ステータスが上がり、スキルや魔法を手に入れることができます。ただしランダムで出てきます。】

(レベ上げをすれば、色々と上がるのか…。そういえば声を出せないんだけど、超音波的なの無いの?)

【出せないことはないですが、スキルで覚えたほうがよろしいと思います。】


(年齢や性別についても聞きたいんだけど…)

【あなたの年齢が不詳なのは、不老不死にもできるからです。これには、スキルが必要ではありませんまた、性別が無性なのは、ユニークスキルで性別も色々と変わるからです。】


(ありがとう。まあ色々やってみるよ)

【では一時的に停止します…】


そう言うと、サポーターの声はしなくなった。


ーーーーーーーーーーーー

【サポーター】

色々と知っている、優れ者。どうすればよいか、的確に教えてくれるが、それは最初のみ。次に使うときは、スキルが必要になる。

【サポーター】レベル1〜499 頭の中でサポートしてくれる

【サポーター(中級)】レベル500〜749 精霊として、サポートしてくれる

【サポーター(上級)】レベル750〜999 実体となってサポートしてくれる

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