第8話 生意気なのはお前だ~!
大きなローザ・ファルベンの町にある
「ステラさん、どうやって
「ブルーは竜じゃないんです。
「ええ~」
ステラはブルーの
ブルーは使役されていないことに関して、首を
「ステラはどうして、おいらが使役してないと思うんだ?」
ブルーはステラへ、
「ブルーは私にとって、
「そんなあ。おいら、もっと
「ブルーは
二人の
そんな二人を、
「なんだよ。ドラゴンなんて使役したからって、皆からちやほやされてさ」
「ロジャーさま、そんなこと言わずに、仲良くしましょう~」
白ヘビの名前はワッツ。ワッツはそういうと、舌を出してロジャーをなだめた。それでもロジャーはむくれた顔をしたまま、二人を見つめている。
何を思ったのか、ロジャーは
「おい、お前。
「? あなたは?」
「俺はロジャー。お前、
「調子に乗るほど、私は優秀なところを持っていませんから……」
ステラはそういうと生徒たちの輪から外れ、バラの香りを楽しみながら庭園を歩いて行った。お昼を食べ終えたステラにとって、
ロジャーが二人のそばにやってくる
「ロジャーさん、ありがとう」
「は?」
ロジャーは目を真ん丸にすると、口をあんぐりと開けて呆然と立ち尽くした。
「私、バラが見たかっただけなのに、いろんな方に
ステラは笑みをこぼしながら、ロジャーにお
「俺は別になにも! してない!」
ロジャーは顔を赤くすると、そっぽを
「ドラゴンもどきめ! 今に見てろよ! ブレスを
ロジャーがそういうと、ワッツが後ろから
「お前、ワッツっていうのか?」
「僕はワッツ。ロジャーさまに使役された、えっらーい召喚獣さ」
「初めてみた! 氷のブレスじゃん! かっけー‼」
ブルーは目を
「だから、お前よりすごいんだ!」
「そうなんですね!
ステラはそういうと、ブルーに
「おいら、
「へん! なんだよ、
「なんだよ!」
ロジャーはそういうと、ステラに向かって
「ブルーは
「そうだ! おいらは凄いんだぜ!」
「
「なにをー!」
ロジャーとブルーがにらみ合ったとき、バラの氷は
「もう、何しているの」
見れば、そこには先ほどステラと友人になったばかりのミミィ、そして使役されている召喚獣のレミィがいた。
「げ、ミミィ……」
「ロジャー、花を凍らせたなんて知られたら、マーサ先生にお
「へん! うるさいうるさい!」
召喚獣レミィは、白ヘビのワッツをにらみつけた。
「それぞれに得意、不得意はあるものだから、気にすることないわ。ブルーもよ」
レミィはそれだけいうと、すたすたと歩いて行ってしまった。
「
「あ、まって。ミミィさん……」
「何やってんだ、ワッツ! 行くぞ!」
「あ、待ってくださいよ。ロジャーさま~」
溶かされたバラだけが、
―おしまい―
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