本当にゾッとするラスト……
でも、本当に怖いのは自分の子を「呑み込む」母親の業に思えました。
ユング心理学での女性のアーキタイプ「グレートマザー」そのものの行いに対する或る意味、当然の報い。
殺人者になった「子」が、歪められてしまった本来の自分を取り戻せる日は来るのでしょうか？

このお話、ショッキングで面白い分、二つに分けられているのが勿体ない気もします。せめてタイトルで明確に連続した物語である事を訴求するべきでは？
（「金魚鉢」でわかるのですけれど、もう一押し、という感じで）