第5話 謝罪

「すまんかった」

ニヤニヤしながら言うんじゃねぇよ! 優しいと思ったのに!


「最悪です。お嫁にいけません」

まだ泣いてる女の子……うん、こんなに若くて可愛らしいだとは思わなかったし、俺も思い出したくねぇよ。


「そこは彼に責任を取ってもらうとして、呼んだ理由を説明しよう」

なんで俺の責任なんだよ! ふざけんな!

可愛いだけど、そういうことじゃねぇよ!


「皇一くんのスキルが予想通りなら、恐らく世界はまた変わるだろうからね」

ん?



おっさんが俺の怒りも女の子の涙も全く気にせず話した内容をまとめるが、まずこのおっさんは日本ダンジョン協会の会長らしい。

はじめまして。


実家のコネを使って素性不明な人間にカード発行しろとか要求してすみません……。


200枚も。



で、このはおっさんの姪っ子で、彼女主体のチームを作るために俺を呼んだらしい。


聞けばこのは世界42位。

おっさんは83位……。

あの……俺は世界3600万位くらいだけどいいのかな?

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