19 第五週のお題「薔薇色」
お題「薔薇色」ということで、いつものようにアイデア出ししていきます。
ぱっと思いつくのは薔薇色の人生。素直に薔薇色の人生を描くのか、それとも薔薇色だったのに……とするのか。色々と想像が膨らむところ。
薔薇は、紋章に使われているイメージがあります。薔薇戦争も騎士である王家の紋章が元ネタですし、薔薇十字団もそのあたりが元ネタなんですかね。知らなかったのですか、オペラにも「ばらの騎士」という作品があるそうです。
ファンタジー作品ですと、銀河英雄伝説のローゼンリッターとか、GATEの薔薇騎士団とかでしょうか。ローゼンメイデンとかも該当しますかね。
薔薇そのものがとても綺麗で美しくテーマにしやすいですし、今回のお題は投稿数が多い気がします。
とまあ色々と考えたのですが、今回は薔薇色の人生をテーマに短編を書こうと思いました。より具体的にはチート勇者の薔薇色の人生です。
たいていの作品で勇者は若くして魔王を倒してしまうわけですが、そのあとの人生どうなるのかという物語です。
最近ですと、「誰が勇者を殺したか」、「魔王を斃した後の帰り道で」などの作品があることを知りました。「葬送のフリーレン」の影響で流行ってたりするのでしょうか?
この二つのライトノベル作品を読んでから書こう……なんて考えてましたが、びっくりするほど作品を書き上げることに時間を取られて読めずじまいです。
作品を読む時間と書く時間のバランスって難しいなあとつくづく感じます。ここ数年、読書は新書系が多くライトノベルはあまり読んでなかったので、今回の執筆を契機に読みたいと思っていたのですが、どんどん執筆に時間を取られていき読めてないのが実情です。
◇
さて、自分なりにチート勇者の人生を考えたわけですが、チート勇者と国王って基本的にはライバル関係にあると思ってます。チート勇者の突出した個の強さと魔王を倒した名声が合わさると、国王じゃなくて勇者こそ国のトップにふさわしい! って国民は考えるんじゃないでしょうか。
そんな発想を推し進めて書いた作品が今回の短編「チート勇者の誤算」です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093092472615491
最初に作ったプロットからどんどん離れていき、仲間をほとんど失いながらも魔王どころか世界征服まで成し遂げてしまう勇者になってしまいました。
勇者本人はまだ気づいてなさそうですが、やってる事はほぼ魔王だよなぁ……。最後のオチをやり直しにするか、輪廻転生にするか迷いましたが、明らかに業を背負った勇者なので、仏教にそって輪廻転生オチとしました。
作者は戦略シミュレーションゲームが好きなのですが、こうやって世界征服を小説にするとやってることのえげつなさに辟易して、書いていてしんどくなりました。
ただ、自分なりに解釈したチート勇者を描写できて満足しています。一番の反省点は、この作品を面白いとおもってくれる読者の存在がイメージつかなかったことです。致命的です。
もう少し読者の方が「面白い!」と思えるポイントを作りたかったところです。
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