小さな子
ヒノデは寂しそうにしたが、翌日にはすぐ友達と楽しそうに服を汚して帰ってきた。
だが、油断すると突然水たまりにはまったり、絵の具をかぶったりして洗濯機を賑わわせた。
賢いのだけれど、やはり運動神経がとても悪い。
申し訳なさそうに汚れた服で上目遣いをする様は愛らしかった。
「あっちゃんおかえりー!」
ヒノデは
きょうだいで名前を呼び合ってくれるのはかわいらしくて良いと思う。
茜も私も微笑ましく眺めていた。
「ひぃちゃん、あっちゃん。今日はウインナーグラタンだよ。」
父親である茜の呼び方が移ったみたいだ。
私は仕事を子供を産む前の量に戻している。
こんなにかわいい子達だ。
選択肢を増やしてあげたい。
茜もそう思っているようで、二人がどちらも小学校に上がったら仕事を増やしていくと言った。
「宵も僕も仕事を増やすとなると家に子供だけの時間が増える。それは怖い。」
「大丈夫。
「信じるだけじゃなくてさ、カメラとかブザーとか買っとこうよ。」
「ペットじゃあるまいし、カメラはやりすぎじゃない?ブザーは買おうか。」
茜は仕事をしているけれど、日曜日には必ずこどもたちにおいしい手作りデザートをふるまう。
平日もしっかり家事をこなしてくれていて、家の中はいつも清潔だし、かわいい小物が飾られている。
しかしかわいい小物はたいていヒノデが壊して、茜と
それもまた愛らしい。
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