カルゾラルの魔動天使・プレイと評価

松友健

1 10年ごしの自分内再評価

 ジャンル選択がこれで正しいのかどうかわからないが……


 ソードワールド2.0というTRPGのサプリメントに「カルゾラルの魔動天使」という本がある。

 キャンペーンシナリオが掲載されたサプリメントだが、GM不在でもソロプレイで遊べる……という物でもある。

 2.0以降のソードワールドのシナリオサプリメントにはこの形式で発売された物が多く、第一弾のミストキャッスルは、昔、自サイトでプレイ記録を残させていただいた。


「カルゾラルの魔動天使」は2014年発売、既に10年が経過している作品である。

 なぜ今さらこの作品について突然触れだしたのか。


 自分はこの作品を10年誤解している事に気づいたからだ。



 自分は古くからの仲間内でたまに集まってTRPGをプレイしている。

 ソードワールド2.0が発売されて少ししてから、このタイトルを長らく遊んでいた。

 しかし2.5に以降する直前ぐらいに別タイトルで遊ぶようになり、それから数年、数作ふらふらしてから、先日またソードワールドでもやるか……という流れになった。


 しかし仲間内でソードワールド2.5を所持しているのは自分だけ。昔やってたから2.0なら皆持っている。なら2.0を久しぶりにやるか。

 というわけで先日から、やはりシナリオサプリメントの一つ「フェアリーガーデン」を始めた。


 その際、他のシナリオサプリメントもざっと読み返し、またそれらの評価など知りたくて通販サイトの評価などにも目を通した。

 目を通してからまた各作品をパラ見し、各評価に概ね納得し……



 という中、本当に脈絡なく唐突に気付いた事があった。


「カルゾラルの魔動天使」の評価は――


・難易度ハード。

・マゾ向け。

・最初のシナリオの敵強すぎ。

・最初のシナリオがデッドリー過ぎ。

・最初のシナリオの敵に勝てん。


 概ねこんな感じか。

 正直、自分もそう思っていた。初期作成+経験値1000点で戦う敵がレベル4モンスターの群れ、それも複数回はアカンやろ……と。


 今回改めてシナリオを読み返し、ルールを読み返し、敵データを確認し――



 普通にやれるんじゃねーのかコレ。

 特に


 いや、2.0のシナリオサプリメントではむしろトップでソロプレイ向きなんじゃねーのか。



 そして休日にスキャナとプリンタフル回転、MAPを印刷してソロプレイを始めてみた。

 結果、特に問題なく最初のシナリオをクリアできた。


 手応えとしては「絶対にクリアできる」とは言わない。どうしてもある程度は運が絡む。

 だが「概ねだいたいはいける」「成功の見込みは十分ある」と確信。


 そしてまぁ自分の悪いクセというか、こういう「印象で誤解されてるゲーム」を見ると最後までプレイしたくなる。

 というわけで現在挑戦中。

 クリアレベル10前後のキャンペーンを8まで進めた所である。


 ここにはそのプレイのだいたいを記録していこうと考えている。

「だいたい」というのは、ソードワールドの作品は公式で「関連作品の完全なネタバレは勘弁な」と明言されたシリーズなので、ストーリーやシナリオギミックを詳細に書く事はできないからだ。


 まぁ権利筋から注意されたら止めます。

 あと自分が知らないだけで「カルゾラルの魔動天使」はソロ向きサプリメントとして既に有名である、などという事実があったらやっぱり途中でやめるかもしれん。

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