本来身体年齢と精神年齢（判断能力）に厳密な比例や相関なんて無いはずで、
実際しっかりした子供やガキみたいな大人とか、それを証明する例外は腐る程います。
この類の量刑が（判断能力と強固に結びついていると思われている）年齢で決まるというのが未だに不可解です。
もちろん性加害が許されるべきでないのは当然ですし、これらの法で守られる者もいるでしょう。
しかし、その代償として愛が叶えられなくなる人も生まれてしまう。
内心を客観的に観測できない故の妥協案にすぎず、決して皆が救われる最適解ではない。
ほとんど愚痴みたいになって申し訳ありませんが、本来人を不幸から守るはずのルールが存在しない被害を創り上げ、結局誰かを不幸にしてしまっているという構図が生み出すやるせなさや悔しさというものをそれだけ本作の終盤からは想起させられたということでご容赦いただければと思います。