このクソみたいな世界4

鷹山トシキ

第1話 山県と烏丸、卍村の謎に挑む

 標的 15人の村人

1. 斉木新太


年齢: 34歳


性格: 静かで冷徹、計算高い


背景: 元軍人。戦争での過酷な経験から、無情で冷徹な人格を形成。組織のリーダー的存在で、戦略的な思考を持つ。感情を抑え、常に冷静に状況を判断する。


目的: 自身の過去の恨みを晴らすため、あらゆる手段を使って復讐を遂げようとする。



2. 須藤聖斗


年齢: 28歳


性格: 明るく人懐っこいが裏表が激しい


背景: 一見、普通の若者に見えるが、裏では違法な商売をしている。カリスマ的な魅力で他人を操り、犯罪の世界でのし上がった。


目的: 権力を手に入れ、組織のトップに立つこと。



3. 宝田長介


年齢: 45歳


性格: 邪悪で欲深い


背景: 実業家を装った裏の顔を持つ。表向きは成功した企業家だが、裏では恐喝、詐欺、マネーロンダリングを行っている。


目的: さらなる財産の増加と、自身の支配を確立するためにあらゆる手段を選ばない。



4. 津田哲也


年齢: 38歳


性格: 精密で機械的、感情に乏しい


背景: 天才的な科学者。危険な実験を行い、その結果として非合法なビジネスを営む。人命を軽視し、科学のためなら倫理を無視することを厭わない。


目的: 自身の研究を完成させ、世界を変えるための力を手に入れる。



5. 轟夏樹


年齢: 32歳


性格: 好戦的で短気


背景: かつては優れた格闘家だったが、犯罪に手を染め、違法な闘技場で賭博や闘争を仕切る。自らの力に絶対の自信を持っている。


目的: 世界最強の座を手に入れ、全ての競技を支配すること。



6. 西野寧々


年齢: 30歳


性格: 冷酷で、計算高い


背景: 元有名女優。表向きは華やかな世界で活躍していたが、裏では麻薬の取引に関わり、表の顔とは全く異なる生活を送っている。


目的: 自身の秘密を守るために、邪魔なものを排除し続ける。



7. 野口春夫


年齢: 50歳


性格: 誰にでも優しく、しかし裏では陰湿


背景: 地元の名士であり、政治家とのつながりを持つ。町の治安を操り、裏で多くの不正を行ってきた。


目的: 権力を永続的に維持し、政界や経済界に影響を与えること。



8. 柊太


年齢: 26歳


性格: 善悪の判断をつけない冷酷さ


背景: 情報屋兼ハッカー。サイバー犯罪を行い、政府や企業の機密情報を売りさばいている。悪党に雇われることが多い。


目的: 情報を支配し、暗黒社会の裏で支配権を握ること。



9. 辺見魔子


年齢: 35歳


性格: 魅力的で誘惑的


背景: 街のナイトライフで影響力を持つ女性。犯罪組織の上層部と関わり、スパイ活動や暗殺を請け負う。


目的: 美貌と魅力を武器に、組織の中での地位を確立し、全ての情報を支配すること。



10. 宮城麦助


年齢: 40歳


性格: 売れっ子で冷徹な商人


背景: 彼は元々は平凡な商人だったが、次第に地下経済に手を出し、違法な武器取引や売春に関わるようになる。


目的: 無尽蔵の金と力を手に入れるため、合法も非合法も使い分けている。



11. 目黒茂吉


年齢: 60歳


性格: 操作的で陰湿


背景: 巨大な犯罪組織の元ボス。引退して表舞台から姿を消していたが、裏で新たな犯罪計画を仕切っている。


目的: 組織の再建と、自らの復活を目指している。



12. 八坂雄一


年齢: 29歳


性格: 激しい怒りと自信


背景: 元暴力団員。組織に裏切られ、独立して自身の犯罪ネットワークを作り上げる。過去の恨みを晴らすことを第一の目的としている。


目的: 組織の元上司に復讐を果たし、自身の支配下に置くこと。



13. 四谷雷蔵


年齢: 37歳


性格: 直情的で豪快


背景: 武闘派で、ギャングの一員として暗躍。暴力と恐怖を武器に、強引に土地を奪ったり、賭博を支配している。


目的: 自身の力を証明し、周囲を圧倒していくこと。



14. 力竹瑠衣


年齢: 33歳


性格: 厳格で戦略的


背景: 元軍人で、現在は犯罪組織の指導者。戦術や戦略に長けており、暴力を最小限に抑えて効率的に目的を達成する。


目的: 組織の勢力を拡大し、戦争に関わるビジネスを広げる。



15. 連城六郎


年齢: 48歳


性格: 知識深い、だが冷徹


背景: 知識人であり、さまざまな企業や団体のトップを操る影の黒幕。陰謀を巡らせ、世の中の裏で動かしている。


目的: 世界を操るために、情報と金で人々を支配すること。


 

 🗺️卍村: 都市から少し離れた、山間にひっそりと存在する村。古くから伝わる伝説や秘密が多く、外部の人々には謎めいた場所とされている。


 山県と烏丸は、日常から少し離れた冒険を求め、山間の小さな村、卍村へと足を運ぶことに決める。村には様々な伝説や不思議な噂が流れており、二人はその謎を解き明かすために訪れることを決めた。


 山県と烏丸が卍村に到着すると、村はどこか懐かしさと神秘的な雰囲気を漂わせていた。村人たちは穏やかで、どこか控えめだが、山県はその静けさにすぐに興味を抱く。


 山県:「ほら、見てくれ!なんだかここの空気が違うぞ!」

  烏丸:「うーん、確かに。古びた雰囲気が漂っているけど、何か変わったことがありそうだな」


 村を歩き回っていると、村人たちは口を閉ざし、二人には何も話そうとしない。しかし、ふと一軒の古びた屋敷の前で、異様な感覚を覚える。屋敷の中からは何か奇妙な音が聞こえるが、誰も出てこない。


 夜が更け、山県と烏丸は再びその屋敷に足を運ぶ決心をする。屋敷の窓からは微かに光が漏れており、何かが彼らを引き寄せているような気配がする。


 山県:「俺、ちょっと中を覗いてくる!」

  烏丸:「待て、あまり無闇に行動するな。何かあるかもしれん」


 二人が慎重に屋敷の中に入ると、そこには古い書物や奇妙な装置が並べられている。中には、卍村の歴史に関する記録があり、その中で言及されている「卍の祭り」と呼ばれる奇祭についての記述が目を引く。


 山県:「これだ!この祭り、かなり不気味だぞ。祭りの前夜に、村人が集まり、何かを...交換しているらしい」

 烏丸:「それに、この祭りが終わると、村に大きな変化が訪れると書かれている」


 翌日、山県と烏丸は村の広場に向かう。どうやら、次の日に「卍の祭り」が行われることが決まっており、村人たちは忙しく準備を進めている。祭りの雰囲気に圧倒されながらも、二人はその真相を突き止めるべく動き出す。


 山県:「祭りの準備が着々と進んでるけど、どうしても気になるのは、この祭りの後に起こるっていう『変化』だよな」

  烏丸:「間違いない。あの祭りがどういうものか、もっと調べる必要がある」


 二人は祭りの最中、村の外れにある古びた神社へ向かう。そこには、長年忘れ去られた神の像があり、祭りと関連があるとされている場所だ。


 神社の中に入った二人は、そこで驚くべき発見をする。祭りの中心となる儀式が実は「交換」によるものだということが明らかになる。村人たちは祭りの前夜に神に祈りを捧げ、何か大切なものを捧げることで、村に「平和」をもたらすと信じている。


 しかし、この儀式の背後には、村の発展を願うあまり、時に恐ろしい代償を払わなければならないという暗い歴史が隠されていた。


 

 山県と烏丸は、祭りの真実を知ったことで、村人たちを救う方法を探し始める。彼らは祭りを終わらせ、村に訪れた謎を解き明かすために最後の手段を講じる決意を固める。


 この儀式の背後に隠された恐ろしい代償とは、村が繁栄し続けるために毎年「生贄」を捧げなければならないという恐ろしい掟だった。この儀式の目的は、村を守る神に対して、村の繁栄や平和を祈り、神に必要なものを「交換」することにあった。しかし、その交換とは物質的なものではなく、生きた人間の命を差し出すことであった。


 村の長老たちは、何百年もの間、この儀式を受け継いできた。毎年、祭りの前夜に選ばれた者が生け贄として捧げられ、神の祭壇に捧げられる。この儀式を通じて、村の穏やかな暮らしが続き、作物は豊作となり、外的な危険から守られ、村人たちは平和な生活を享受することができた。しかし、代償として、生け贄となった者の命は奪われ、その命を神に捧げることで、村の平和が維持されていたのだ。


 これに気づいた山県と烏丸は、この恐ろしい現実を知り、村人たちにその真実を伝えるべきか、または祭りを終わらせる方法を見つけ出すべきかに葛藤する。しかし、もし祭りを止めると、村に災いが降りかかり、逆に平和が失われる恐れもある。そのため、二人は慎重に行動しなければならなかった。


 最終的に、山県と烏丸は、神社の中に隠された秘密を解き明かし、儀式を終わらせる方法を探ることを決意する。しかし、神社に深く仕込まれた禁忌の力が二人に立ちはだかり、過去の村人たちが犯した恐ろしい過ちの影響を受けて、最終的には命がけの戦いが繰り広げられることになる。


 この儀式の代償は、村の発展と繁栄を維持するための「命の交換」という、非常に重いものであり、山県と烏丸はその真実と向き合わせられることになる。



 数日後、2人は森の奥でテントを発見した。

 大佐と再会したので驚いた。

「何でこんなところに?」と、烏丸。

「それはこっちのセリフだ」

「そーいや、大佐あんたの名前なんだっけ?」と、山県。

「俺の名は馬場だ」

 2人は馬場から山県の父親について教えられた。

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る