花びらの色が違うだけで同じ花……。
こういうお話、大好物です!
お母様の思いを思えば切ないお話なのですが、いつかひとつの国に、と口にした覚悟に凛とした美しさを感じました……。
二人の息子さんがその思いに早く気づいていれば……と悔やまれてなりませんが、その覚悟を持って見届けることを決めたのですね……。
作者からの返信
コメントありがとうございます❀
最初の国と打って変わって悲しいお話でしたが、大好物と言っていただけてとても嬉しいです〜!
花に全てを委ね、その結果は甘んじて受け入れる……。母親の覚悟、そして国をひとつにまとめ直すことは、二人の息子をどちらかに選べなかったことに対する贖罪でもあります。王族としては立派かもしれませんが、それ以前にひとりの悩める母親だったのかもしれません。
か、悲しい……。:゚(;´∩`;)゚:。
もともとは同じ国だったから南北に分かれた際、家族や親戚たちと生き別れになってしまった人もいるだろうなぁ。
王妃さまも自分が産んだかわいい息子たちが死ぬまで争い続けていたのを身が裂かれるような思いで見守っていたのではないでしょうか……。願わくば途中で気付いて争いを止めてくれないかなと。
お花のエピソードで一番悲しいかも……
作者からの返信
十井 風様、コメントありがとうございます!
今回のエピソードは暗めというか悲しいものでした。花が美しいだけではないように、旅をしていると悲しい出会いもあるかなと思いまして^^;
性格が真逆の兄弟でも、母親から見たらどちらも可愛い子供ですからね。もしどちらかを選んでいたらまた違う結果になったのかもしれませんが……。
花の色が違う同じ植物、この国も元は一つのものだったのに……。
短いやり取りからも母后の苦悩や葛藤が伝わってきました(。>_<。)
人間の争いがこの土地や水をダメにして自然を壊してしまったというのも辛いです。
それでも再び王都を築いて国を立て直そうと考えている母后……たくましいですね(´・ω・)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
元皇后であってもひとりの母。二人の息子を平等に愛する母としての葛藤がきっとあったのでしょう……。
結果的に二人とも失ってしまいましたが、それも母として、王族として、責任をとっていく。たくましいお方です。
オルオーレンが壊された自然の方を心配するあたりは花を集める旅人ならではです^^;