第4話 10万字書くということ

 みなさんは10万、という数に対してどのような考えを持っているでしょうか。


 めちゃくちゃ多い?そんなに多くない?想像もつかない?


 カクヨムコン(長編)の応募条件でもある10万字、これはおよそ本一冊に該当する量であるということはなんとなく皆さん知っていると思います。


 カクヨムコンではなくても、本1冊作るのに10万字必要なわけですから、書籍化を狙っている人にとっては最低条件となります。


 しかしこの最低条件である10万字、本当に書くのが大変なんですよね……

 事実、カクヨムで活動している人でも10万字を超える長編を書いている人はそれほど多くありません。


 これがどういうことかわかりますか?

 10万字さえ書けば、ライバルは実はそれほど多くないということなのです。


 10万字書ければ、カクヨムの全ユーザーの中でも10パーセント以内には入るような気がします。私の体感ですが。


 しかしその分、10万字の壁は相当厚いものになっています。

 実際私(執筆時点)も書き溜めているのは5万字程度。まだ半分といったところでしょうか。


 自分では好きな物語を書いているつもりですが、さすがにここまで来ると少し疲労も見えてきます。

 カクヨムに投稿してもなかなか反応がもらえないとなおさらですよね。


 いくら物語を書くことが好きだと言っても、10万字も書こうとするとどこかで飽きてきてしまうのは、よっぽど執筆に狂わされた人間でもない限り仕方のないことです。


 私の経験では、多少反応が貰えたとしても1週間あれば少しだれてきて、2週間結果が出ないと飽きてきてしまうような気がします。


 では飽きずに10万字書き進めるためにはどうすればいいのか。


 ここで以前私が書いた「1日1万字書く」というノルマが効いてきます。

 1日1万字書くということは、10万字書くのにも10日しかかからないことになります。小学生でもわかる計算ですね。


 1週間で飽きが来てしまうとしても、1週間経った時にはもうあと3万字の所まで来ている。

 あと3万字、3日くらいならなんとか頑張ろうという気にもなるのではないでしょうか? ならない? ああそうですか……


 とにかく大事なのは「どうせ飽きるなら飽きる前にさっさと書いてしまおう!」ということです。


 もったいぶって「今日は2000字だけ!」なんてしていてはいけません。突然筆が進まなくなる時が来ますよ。


 書きたいと思っている間に書けるだけ書いてしまう。それが10万字達成、ひいては書籍化への何よりの近道な気がします。


 まあ、反応を貰えればそれだけやる気も長く続くんですがね。

 誰か反応くれないかなぁ……(皆の代弁者)

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