呪いのブルーレイ

もっちゃん(元貴)

第1話 始まり

俺は、会社員の神場柊一かみじょうしゅういち22歳だ。


 これまで、平凡な人生を歩んできたどこにでもいる中肉中背の男である。


 会社から残業を終え、コンビニで晩飯を買い、自宅であるアパートの一室で、今好きなバラエティー番組をみながら食べているところだ。


 そう言えば、さっき帰宅した時に、ポストの中に封筒が入っていたけど、一体何処から送られてきたのだろうか?


 机に置いてある封筒を手にとってみた


 封筒を開けてみると、中からディスクのようなものが入っているケースが出てきた。


 「なんだこれ?」



 ケースを開けてみると、ディスクに『呪いのブルーレイ』とマジックで書いてあった。



 呪いのブルーレイとか男心くすぐるネーミングセンスだな〜。


 こないだ、ブルーレイレコーダーを買ったけどまだ使って無かったから、このブルーレイを入れてみてちゃんと映像が映るか試してみるか!


 俺は、ケースからブルーレイを取り出し電源の入ったレコーダーに入れて、画面にでてきた全編再生の項目をリモコンで押した。


 何が映っているのかなぁと思って待っていると、真っ白な背景に血のような赤い文字で、



   「みてくれて、ありがとう!」

 


 と映し出された後、映像が消えた。


 

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