第24話 子供の人格への賢一の調教
美怜は賢一の言う通り、念動力を使って彼等に攻撃を加えようと声を張り上げたのである。
「じゃあ……皆、死ねぇ――!」
しかし、彼女は力を行使しようとした瞬間……自身の身体に電気ショックを感じ苦痛で叫び声を上げたのだ。
「うぎゃぁぁぁぁぁ!! い……痛い!! や……やめてくれぇぇぇぇ!!」
美怜は、苦痛で顔を歪めながら叫んだのだ。しかし、賢一は手に持った電気椅子のスイッチをオフにすると電流は消えていた。
更に彼女の叫びなど無視して質問をしたのである。
「どうだ? 私がお前に電気ショックを与えて尋問する意味が解ったか?」
賢一はそう言うと、彼女に再び電気を流すと彼女は悲鳴を上げて手足を拘束されたまま絶叫したのだ。
「ぎゃあぁぁぁぁ!! おっ……お前らぁ! 絶対に殺してやるからなぁ――!!」
彼女は苦痛で顔を歪めながら叫ぶと、賢一は淡々とした口調で言ったのである。
「そうか……じゃあ、いつまでもショックを与えようか……?」
「わ……わかったよ……! 言う事を聞くから、 もう電気を流さないでくれぇ――!!」
彼女は苦痛で顔を歪めながら叫ぶと、賢一はスイッチをオフにし電流を止めた。すると、彼女は汗だくになり肩で息をして呼吸を整えていたのであった。
この時、彰は電気ショックによるダメージを心配し美怜を再起不能にしてしまわないか懸念していたのである。
「はぁ……はぁ……」
美玲が肩で息をしていると、賢一は彼女に質問をしたのであった。
「じゃあ……君の能力について教えてくれないか?」
彼はそう言うと、彼女は苦痛で顔を歪めながら答えたのだ。
「ううっ……僕の能力は念動力で相手を自由に操り捻り潰す事が出来るんだ……」
「わかった……。次に他の人格から聞いた未知の人格について何か知っている事はあるか?」
「……君が言っている人格は……僕のように無邪気だけど感情や道徳観念が欠如した人格だと思うよ……」
「なるほど……本当の事を喋っているのか確認させて貰うがいいか?」
彼はそう答えると、再び電気を流そうとしたが美怜は慌てて言ったのである。
「も……もう電気は流さないでくれよ! 嘘なんかついていないよ!」
彼女はそう言うと苦痛で顔を歪めながら涙を流していたのであった。しかし、賢一は無表情のまま彼女に質問したのだった。
「そうか……。お前は他の人格と違って、幼いから嘘を付いても直ぐにバレるだろうな……」
「うっ……ううっ……」
美玲は苦痛で顔を歪めながら涙ぐんでいたのである。そして、彼は再びスイッチをオンにする仕草をすると彼女は怯えて叫んだのだ。
「わ……わかったよ……何でも言う事をきくからもう許してくれよ」
賢一は彼女の怯えた顔を見て笑みを浮かべるが目は笑っていない表情で言ったのである。
「痛みには弱いようだな……では尋問はもう終わりにする」
そう言うと、彼女は賢一が尋問するのをやめた事に安堵の表情を浮かべるが、彼は彼女の頭部に手を当てて再び質問をしたのだった。
「では……君の人格を眠らせて本来の人格を起こすぞ」
「好きにしてくれよ……」
彼女はそう言うと、彼は彼女の頭部に手を当てて目を瞑り子供の人格を眠らせたのであった。
「よし……これでもう本来の人格が表に出る筈だ……」
彼はそう言って、暫くして手を離すと美怜は目を開くとキョロキョロと周りを見渡していたのである。そして、賢一は彼女に質問したのだった。
「君は本物の美怜君か?」
「はい……私は美怜です……」
そう答えると、賢一は彼女に此れまでに起こった顛末を話したのである。
「よく頑張ったな……尋問が終わったから拘束を外してやる」
彼がそう言うと、スタッフは拘束を外して美怜を自由にしたのだ。彼女は解放されると自身の両手を確かめるように触り安堵すると、彰に抱き着いたのである。
「彰さん……怖かった……」
彼も優しく彼女を抱き締めると彼女の頭を優しく撫でたのであった。そして、彰が彼女に質問したのだった。
「美玲……もう終わったから大丈夫だよ! もう怖い事はしないからね!」
「明日は……彼女の4つの人格を2つに統合する施術をするぞ……」
賢一は冷酷にも言うと、美玲は怯えた表情で彰に抱き着いていたのだ。
「えっ……私の人格はどうなるの!?」
彼女は叫ぶと、彰は唖然としていたのであった。しかし、彼は構わず無情にも彼女に言ったのだ。
「君は近日中に、この施設でアメリカが開発した人間兵器と戦う事になるんだ……。君がやられない様、複数の人格を統合して強化する……」
彼はそう言うと、美玲は彰にしがみ付いたまま恐怖で身体を震わせていたのであった。そして、彼女は涙ぐみながら言ったのである。
「嫌よ……私はもう戦いたくない! もう傷付きたくない!!」
「君は、もっと強くなってアメリカの人間兵器と戦えるようにならなければ殺されるんだぞ? それに、君の人格が統合されれば、その人格も強くなるんだ」
「嫌ぁ――!! 私は、もう戦いたくないの!!」
彼女は泣き叫ぶと彰に抱き着いていた。しかし、賢一は冷酷な表情で彼女の目を見詰め話したのである。
「心配しなくていい……君の人格が消える事はない。あくまでも、あの人格達を統合するだけの話だ」
賢一はそう言うと、彼女は涙目で訴えていたのだった。
「お願いよ……私はもう嫌なの!」
「そうか……それが君の答えか……」
彼は無表情で答えるとスタッフ達に指示を出したのである。
「では……君を別室で監禁するしかないな」
「止めてくれ!! 兄さん!!」
彰が止めようとするが、彼は無表情で命令しスタッフに取り押さえられながら美玲を別室に連れて行こうとした。
「彰さん……助けて!」
恐怖で怯えながら言うと、彼は彼女の手を掴み言ったのである。
「美玲……大丈夫だ! 監禁されるだけで何も危害を加える様な事はない! 信じてくれ!」
美怜は涙を溢しながら頷くと、スタッフ達に両腕を掴まれたのであった。そして、彼等は彼女の腕をガッシリと掴み拘束したまま連れて行ったのだ。
その様子を彰は寂しげな表情で見詰め彼女も首を後ろに回して彼の顔を無言で見詰めて連行されていくのであった……。
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