たかが、ギルドの安酒如きで。

エルザのリンゴ

登場人物紹介 / 用語説明

◇国家など


〇セリヌス王国

 セリヌス王4世が治める大国。100年前に召喚の儀により、勇者ハギツキを異世界より召喚することに成功。その後、近年になって二人目の勇者であるコンペイを召喚。勇者の伝説と、影響力で絶大な力を得た国。

 魔王討伐後は【世界を救った勇者とその仲間たちを輩出した国】、【世界を救った勇者一行を支えた国】という強力な肩書を得た。

 絶対君主制を採用しており、王は国の最高権力者として君臨している。王家は古くから「神の選定」とされる家系であり、国民からの支持も厚い。

 勇者を通じて得た魔法技術や異世界の知識が、新たな貿易品として他国へ輸出されており、経済的な繁栄を享受している。特に、魔法アイテムや薬草の栽培が盛ん。

 祭典や儀式には勇者が関連するエピソードが頻繁に取り入れられ、勇者を顕彰する文化が根付いている。年に一度、勇者たちの活躍を称える大規模な祭が開催され、国内外から多くの人々が訪れる。


〇フィンチ ― セリヌス王国の首都

 セリヌス王国の心臓部に位置し、豊かな自然と進歩した文明が見事に融合した美しい都市。温暖な気候と四季折々の花が咲く景観が、この地を訪れる者たちを魅了する。市内には活気ある市場が多数存在し、国内外のさまざまな商品が交易されている。また、勇者たちの伝説が息づくこの都市は、毎年開催される大規模な祭りで知られ、多くの訪問者で賑わう。



◇組織など


〇ホブズ・カーン ― セリヌス王国の冒険者ギルド

 首都フィンチにある歴史ある冒険者ギルド。元々は勇者ハギツキが仲間と出会ったことで知られる酒場が始まり。勇者伝説の広がりとともに、冒険者やならず者たちが集う場所となり、やがて公式なギルドとしての機能を持つようになる。現在では、新たな伝説を求める者たちの拠点として、また情報交換の場として、多くの冒険者に利用されている。

 酒場時代のメニューも継続しており、「ドラゴンウィングステーキ」や、勇者ハギツキが愛したとされる黄金色のビール「ペガサスビール」などの名物料理・酒も楽しめる。


◇人物


〇羊の剣士

羊の毛のような髪をした剣士。関西弁で喋る。

愛煙家。あまり感情を表に出さないが、たまに全力でツッコんだりする。

好きな煙草は「サイクロプス」

好きな酒は「ペガサスビール」


〇三本線の魔法使い

坊主頭。三本線が刺繍されたローブを着用した魔法使い。関西弁で喋る。

愛煙家。よく喋り、感情豊か。気性が荒く、口が悪い。

好きな煙草は「ウロボロス」

好きな酒はドワーフ族の焼酎「ジンコウ」、「薬草チューハイ」、エルフ族の国【シアノシッタ公国】産のワイン「アローズ」


〇ヌガード

B級冒険者。槍使い。ベテラン冒険者であり、ギルド内のことに精通している。アマレティとは昔からの友人。仲間想いの人情家。結婚しており、妻と三人の子供がいる。結婚してからはあまり危険な依頼は受けなくなった。

好きな妻の手料理は「ロイヤルハーブロースト」


〇パナプ

B級冒険者。盗賊としても活動しており、お尋ね者でもあるが、ギルドに貢献しているため見逃されている。普段はパーティを組まず、一人で活動していることが多い。そのため声をかけてくる男が多いが、大体は装備品を盗まれるか、利用されてしまう。

好きな香水は「インプ」の五番


〇アマレティ

A級冒険者。大剣使い。非常に優秀な冒険者であり、勇者ハギツキの仲間であったヤツハシと共に冒険をしていた過去がある。その際ヤツハシから多くの剣技を習得している。ヤツハシ亡き後は幾度か悪魔の口へ挑戦するも、撤退を繰り返していた。エルフとも面識があり、重要な任務によくついている。

好きな下着は「カーバンクル」のウォリアータイプ(擦り切れるまで着用する派)



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