第197話

翌朝は葉月ちゃんのママに起こされて、やっと目が覚めた。




葉月ちゃんとの初めての恋話は思いの外盛り上がって、昨夜は遅くまで起きてたから寝坊してしまった。




なんとか体を起こして身支度と朝食を済ませ、荷物をまとめた。




私たちももう家に帰る。


管理人さんとビリーに挨拶をして車に乗り込むと、別荘に別れを告げた。




車に乗ると葉月ちゃんはすぐに眠ってしまった。


私もうつらうつらしながらこの3日間を思い返してた。




あっという間だったけど、本当にいろんなことがあった。




葉月ちゃんの新しい面を知って、恋の苦しさを知った。


そして、自分の気持ちに気付いた。




また頭に那由多の姿が浮かんで、慌てて消した。




だって、会いたくなっちゃうから。


寂しくて悲しくなるから。




私は新しい気持ちを抱えたまま眠りに落ちる。






こうして、




恋を知った夏はゆっくりと過ぎ去っていった。

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