第126話

それから私たちは、またお祭りを楽しんだ。




念願のわたあめを買って、ヨーヨーを掬って、イカ焼きを半分こして食べて、輪投げをした。




「楽しいね!」


「うん。あ、もうすぐ花火の時間だよ」


「本当!?」




私はこの花火を見るのに、ちょうど良い穴場を知っている。


那由多を引っ張って走った。




お祭りのオマケの小規模な花火だから、そんなに数は上がらない。


急がなくては。




「待って、零ちゃん!裾が絡まってこけそう!」


「頑張って、那由多!もうちょっとだから!」


「えー!頑張ってって……あはは!」




二人して笑いながら、走った。

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