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 くそ……何か気に入らね〜奴だからって、安易に後を尾行つけるんじゃなか……うわああ……俺が、あいつの顔思い出したって事は、あいつも俺の顔を覚えてる可能性が……ああああ……ストーカーで訴えられたら……。

 そのせいで、推し魔法少女チーム「サンシャイン&マリン」と小倉の魔法少女チーム「セブン・オブ・ヘブン」の合同イベントも楽しめず……いや、大丈夫な筈だ。

 顔を覚えられてるだけ。

 ストーカーで訴えられても……訴え……あの場に他に居たのは……。

 ああああああッ‼ 居たじゃねえかッ‼

 重要人物……そして……あの謎の糞チビレズ女の顔を覚えてる上に……俺がどこの誰かまで知ってる……スカーレット・サンシャインこと府川さんがッ‼

 もし、あの謎の糞チビレズ女が俺をストーカーで訴えた挙句に……参考人として「サンシャイン&マリン」を呼び出せとか警察に言いやがったら……。

 ああああ……しまったあああああッ‼ あの2人のマネージャー、俺の住所まで知ってる。

「おい、具合でも悪いのか?」

 イベントが行なわれてる小倉城内で合流した中島は……呑気に……。

 い……いや……そうだ。

「あ……あのさ……お前、俺の親友だよな?」

「はぁ?」

「た……たのむ……親友だと言ってくれ」

「な……何だ、いきなり、気持ち悪いな……」

「親友だと言ってくれたら、何でもする」

「じゃあ、週明けから宿題の割当、俺の分もやってくれ」

「わかた。それでいいなら何でもする。じゃあ、親友だと言ってくれ」

「あ……ああ、俺はお前の親友だ」

 やった。

 言質は取った。

 これで、万が一、俺がストーカー容疑者になった時に、俺が「こいつも共犯です」と言っても、中島は怨まないだろう。

 何せ、親友なんだから。

 いや、待てよ。中島を主犯に仕立て上げても、怨まないでいてくれる筈だ。

 何せ、親友なんだから。

 ん?

 どうした、おい、中島?

 何で、親友の俺を@#$%でも見るよ〜な目で見てんだッ⁉

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