第3話
一ヶ月前、初めての彼女ができた。
たまたまクラスメイトの女子と日曜に出くわした時に、出会った彼女。
その時俺は、生まれて初めて一目惚れをした。
クラスメイトにしつこく聞いて、何とか連絡を取り、二人で会うこと数回。
ついに告白してめでたく恋人になれた時は、正に天にも昇る気持ちだった。
小柄でおとなしめな彼女は、付き合い始めてからもやっぱり可愛くて。
デートの約束をすればその日がとても待ち遠しく、彼女が待ち合わせ場所に来るのを待つ時には幸せを感じた。
知れば知るほど、どんどん好きになっていく。
会うたびに自分の目がおかしくなったのかと思うくらいに、彼女が眩しく見えた。
だから、デートの約束をしていた今日も、きっとそんな気持ちになるだろうと、浮かれながら思っていた。
朝までは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます