第270話

携帯電話のディスプレイの時計を見ると、


ちょうど、二科目ともの

テストが終わった所みたいだ



今日、もし涼が学校に

来ていないなら、


愛美は一人で帰るのだろうか…



そう思うと、

愛美が可哀相に感じた





その日、愛美からのメールの返事は、

ずっと返っては来なかった



愛美を怒らせたのかと

気にはなっていたが、


私から彼女に電話をする事はしなかった



今の私は、

精神的に余裕が無くて、


頭の中は涼の事だけで

限界なくらいに、


思い悩んでいた

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