第228話
その日の夕方、
警察が俺の元へと
やって来た
それは、突然の訪問だった
俺は、布団の中で
眠る事も無く、
ただ、その中で
身を隠すように
うずくまっていた
そんな時、
空気を切り裂くような
高いチャイムの音が、
部屋の中に響き渡った
俺は、出るか出ないか
迷ったが、
玄関の扉の前に立つ
人の気配は、
なかなか消える事は無く、
俺は諦めたように
布団から這い出し、
玄関に向かい、
扉を開いた
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