第160話

翌朝、学校へ着くと

予想した通り、


愛美は私の席へ来て、

涼との事ばかりを話す



夕べは寝不足で

頭がボーとするのに、


愛美の言ってる事は、

鮮明に頭に入る




「柏木君も、マナの事ずっと好きだったんだって」



愛美の口からその言葉が

出た瞬間、


息が止まるくらいに、

ショックだった





「そう…」



なんとか相槌を返すも、

続く言葉が出て来ない

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