第124話

「だったら、

咲が側に居てくれないか?

たまに、またこの家に遊びに来てくれないか?」



あの時、俺はそう言っていた



今の俺は、自分の中に居るかもしれない、

もう一人の自分が怖くて、

弱気になっていた



だから、咲の顔を見て、

一人で居る事が怖くなったのか、

そう言っていた




咲に、側に居て欲しい…



一人で居るのが、

最近とても怖くて仕方ない…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る