第74話

「夢、お母さんがお風呂入れって」



私は夕食を済ませ

風呂に入ると、


いつものように妹の夢の部屋に行き、

そう告げる



夢は面倒臭がりなので、

ほっておくと、

夜中迄お風呂に入らない事が有る



なので、お母さんにいつも伝言を頼まれる





「はーい。

この番組が終わったら入る」



夢は私に視線を向ける事無く、

テレビに夢中みたいだ



私は夢が見ている番組を覗き見たが、

まだまだ終わる気配はない



私は溜め息を吐き、

そのまま自分の部屋に戻った

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