第51話

俺はゆっくりと

立ち上がった



今日は月が大きいからか、窓から月の光りが差し込んでおり、

俺が立ち上がった事により、

女の顔に影が出来た





「何よっ」



女は、少しずつ警戒を

し始めた



まだ、自分がどんな目に遭うのか分かっていないのだろう…



もし、俺の風貌が、

もっと危なく危険そうならば、

女は直ぐに俺に付いてくる事は無かったのかもしれない



まさか、俺が連続通り魔の、

殺人鬼だなんて、

思わなかったのだろう



それが、事件が終わらない一つの理由かもしれない



気をつけていれば、

そんな目には遭わない



自分は馬鹿ではないから、そんな危険には遭遇しない



そう思っている奴程、

人を見る目が無い

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