第40話

俺が、再び台所へと

向かおうとした時



携帯電話が、

メールを受信して震えた



開いてみると、

木村咲(キムラサキ)からだ



思わず、口元が緩む





[この前、涼が言ってた

ホラーの本



明日、貸して欲しいなー。



駄目かな?]



メールの文章を見て、

俺は自分の部屋へ行き、

本棚に目を向けた



咲が言っているのは、

きっとあの本の事だろうな…



俺は、一応確認する為に、咲に電話を掛けようと思ったが、


勇気が無くて辞めた

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