第5話
「咲はいつも、
あまり興味が無いよね?
明日は我が身かも…なのに。
今回の事件の子が通ってた私立高校、
マナ、併願で受けたんだよねー。
もし、そこに行ってたら、マナが犠牲者だったかも?なのに」
愛美は私の机の端に腰を下ろし、
ため息をついている
私はそんな彼女を、
心配性だな
そう思い、
見上げる
「確かに、愛美は小さくて可愛いから、
私が犯人なら狙いたくなるかも」
私はクスリと笑い、
そう言うと、
愛美は真剣な表情を
浮かべた
「怖い事言わないでよ…。
でも、可愛いとか関係ないよ。
だって、暴行された形跡は無いんだよ?」
愛美が言うように、
そうらしい…
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