プロローグ

第1話

女は、震える足で

逃げ惑うが、


もう、真っ直ぐにさえも

歩けない状態だ



それ程迄に、

俺に怯え、恐怖を感じているのだろう…





暗い路地裏



この時間に

誰も歩いていない





女は逃げるのを辞めない



俺は、女を追い詰めていく





女は行き止まりに気付き、俺の方を振り返った



「…助けて…お願い…」



涙で顔を濡らしながら、

俺に懇願する



その表情を見ていると、

俺の体が熱くなる



快感を感じ、

興奮しているのが分かる

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