記憶の器

『記憶の器』が小さくなっていく君。


大きかった君の『記憶の器』時間を重ねて小さくなっていく。


不安だね。


怖いよね。


辛いよね。


『記憶の器』にひびがはいった。


君はとても悲しんだ。


でも大丈夫。ひびの間をつないだよ。


ポロリポロリと『器』からこぼれ落ちる『記憶』


君はとても悲しんだ。


でも 大丈夫、落ちればまた拾えばいい。

   大丈夫、僕が一緒に拾うから。

   

だから、心配しないで。


誰にもわからないように『記憶の器』を僕がそっと包んであげるから。




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