子種

 何時の間に僕はハーレムなんて作ったいたんだろうなぁ……。

 レーヴたん、ニール、ローズ、アテネ、カンナ。これで五人。もう完ぺきにハーレムだ。

 カンナとか、あまりフラグの方もなかった気がする、けど……いや、うぅん。こう、まだ僕が精神的にふわふわしていたから気づけなかっただけかもっ?

 何だかんだでカンナとは結構ずっといたからなぁ。関わっている時間だけで言えば、レーヴたんも多いかも。

 そこら辺の積み重ねだったりするのかな……?僕はそんな積み重ねられるような男かと言われると首をかしげざるを得ないが。

 まぁ、好意を寄せてくれることは嬉しいけどぉ。


「あっ、そういえば」


 なんてことを考えていた中で、僕は肝心なことを話していなかったことに気づいて口を開く。


「僕、次に進化すると子供を作れなくなっちゃうんだよね」


「「「えっ!?」」」


「へぇ」


「自分の存在が子孫を残す、というような枠組みの存在じゃなくなることが影響しているみたい?次の進化先はSランクだからね。なんか、ちゃんと格とかが変わってくるみたい」


 子どもを作れなくなる。

 それは将来のペアにもしっかりと話しておくべき内容だろう。


「まだ、進化したらダメだよね?」


「ダメですよ?」


「なっ!?だ、ダメ……だぞっ。私も、子供というものを、望んでいただな?」


「ダメだぞ!ボス!」


「私はどちらでも……別にそういう行為ができなくなるわけじゃないんでしょぉ?」


「そうだね。そういう行為自体が出来なくなるわけじゃないとも思うよ。今の体自体、スキルで作っているところがあるし。そこらへんは問題ないと思う。でも、進化するのは子供を作ってからだよね」


「そうです。ノアちゃんにはもう私の一族を再興出来るくらいにまでは産んでもらうつもりでいるんですから」


「わ、私は一人産めれば……」


「ワレは一度貰えるだけでも永久的に産めるぞ!便利な体なのだっ!」


「あら……?たくさん産もうとしているのは私くらいですか?ですが、それでも進化は待ってくださいね?私の為に子種は残しておいてください」


「うぅ……なんかこう、言われるとかなり生々しい。でも、レーヴたんから言われた言葉だからね。わかったよ」


 元から、こうなるだろうな、っていうのはわかっていた。

 だから、進化していなかったわけだしね。


「でも、最初に言っておくけど……これから僕が戦う相手は魔王候補たちになってくると思う。彼らはきっと、今の僕よりも強い。勝てない。そう判断したらすぐにでも進化するから……そのときは許してね?」


「それは良いでしょう。認めます」


「ありがとっ」


 さてはて、僕は何時進化出来るのか……ニール。レーヴたんが満足するか、魔王候補たちが動くまで待ってね?

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