五感の裡にある異能を統べる、その試みは幽玄


たとえば現実に魔法があって、身体感覚の中で魔力を感じられるなら――

そのようなことを愚考しながら読ませて頂きました。

語り口は抒情的であり、品位があって風格を感じます。

異能が登場する物語を愛する方にお勧めできると思います。