-War 14- Thunderbolt PART③ Ⅲ
【Phase0:神様の世界】
世界は神様が作り
私達人間,獣人,妖はその世界で生きていました
では神様の世界はどこになるのでしょう?
神様もまた私達と同じく自分の世界というものを持っていました
そこでは他の神様達とも会話をして,時には争い,巡り巡っていました
では神様の世界は誰が作ったのでしょうか?
それは神様です
むかしむかし
まだ世界と呼ばれるものがない頃に神様が誕生しました
その神様は白紙だった場所に自らの世界を作り出してそこを神様の居場所としました
何もない真っ白な完全なる世界
神様はある時思いました
気がついてしまいました
1人でいるのは寂しい事であると
そこで神様は自分に代わる存在を作ろうと考えたのです
しかし上手くはいきませんでした
作られた存在は不完全なものばかり
とある神様が後に言いました
それが人間という存在であると
やがて完全なる世界は崩壊を始めてしまいました
そこで神様はその世界からいなくなってしまったのです
残ったのは不完全な神である人間と呼ばれる存在
崩壊していく中でも人間達はその世界をどうにかしようと知恵を振り絞りましたが世界の崩壊を止められずに消えてしまいました
それから長い時が過ぎました
ある時神様の元へ,別の神様がやって来ました
「生み出してくれてありがとう,さようなら」
そう言うと神様はなんと自分を作ってくれた神様を殺してしまいました
神様を殺した神様は人間の住む世界を作ろうと考えて生まれたのが人間世界の始まりとも呼ばれています
神様のいる世界はやがて1人,また1人と神様がやってきました
神様は1人ではありませんでした
数多くの神様が生まれました
皆が自分の世界を築き,持ち合いました
それはまるで私達が動物を飼っている箱を見せる様なものでした
世界は私達が知らない場所にもあるのです
何十も,何百も
そんな神様のいる世界にも異変が起こったのです
それは時折神様以外がその世界へとやって来るというものでした
その正体は人間
なんと人間が神様のいる世界へと入り込んでしまうのでした
神様は考えました
この様な事が起こらない様に人間のいる世界を減らすべきだと
そうして数多くあった世界が一つずつ失われていき,今となっては世界は私達が住む一つだけになってしまったと言われています
しかしこの話の裏には悪い人間の企みがありました
その人間は神様の振りをして,他の神様が作った世界を壊す様に唆したのでした
騙されているとも気が付かなかった神様は言われる通りに世界を壊してしまい
そして最後の一つになった時
神様の世界で大きな戦争が起こったのです
その戦争を引き起こしたのは神様の振りをしていた人間でした
完全でなくなってしまった神様達は1人,また1人と消滅していき最後に残った神様は裏切り者の神様をこの世界へと追放してしまったのです
そうして今となっては神様という存在は昔の様に一つだけとなってしまいましたとさ…
「神様が神様を殺しちゃったの…?どうして?」
「人間も人間を殺しますよねぇ?それと同じ事だと思いますよぉ?」
「でも…どうして何だろう…悪い神様だったのかな……?」
「……もしかしたらその神様の振りをしていた人間は恨みを持っていたのかも知れませんねぇ」
「うらみー?」
「世界を作ってくれた神様が自分の都合で世界を書き換えてしまった……そしてその人間は不幸な目に遭ってしまい神様を殺す事を企んだ…とかですかねぇ?」
「でもそれじゃあその人も悪い神様になっちゃうよ!」
「ふふふふふ…さぁもう夜も遅いですよぉ?眠りましょうねぇ」
「わかったー,おやすみなさいー」
後に神様を殺した神は邪神と呼ばれました
邪悪なる存在
悪に目覚めてしまった神様
その姿はまるで悪魔の様に
背中に大きな翼を持ち
頭には角を生やしている
そんな姿をしていたと語り継がれているのでした
-Next war-
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