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「4人か……全員、座学棟の階段を登っている」

 そこから……いじめられていた奴は飛び降り自殺した……。

 監視カメラに写っている4人の内、3人は、クラス内で、自殺の原因となったいじめっ子グループと目されてた奴ら。名前は、水原一晃、河合清輝、杉田悠介。

 そして、最後の1人は……もちろん、真佐木。

「何かが変だ……何故、もし、真佐木が、この3人を呼び出したのなら……何故、3人は呼び出しに応じた?」

 嶋崎先生は、そう言った。

「あいつら3人のいじめが……海部かいふが自殺した原因だって証拠を握ってるとか?」

 俺と嶋崎先生は、宿直室を出て、走りながら、そう話す。

「あの3人は、お前や真佐木ほどじゃないが、上位成績者だ。言いたくはないが……では、あいつらの弱味にはならん」

「じゃあ……?」

「行ってみて問い詰めるしか無いだろうな……そうだ……」

 嶋崎先生はスマホでどこかへ連絡。

 他の先生を応援に呼ぶつもりらしい。

 あとは……何かが気になる……。

 真佐木は……たしか……いや……喉元まで出掛かっているのに……言葉にならない。

 いや……まさか……でも……。

「先生……」

「どうした?」

「この学校に……

 ごくり……。

 嶋崎先生が唾を飲み込む音が聞こえたような気がした……。

 いや……嶋崎先生が……呼吸法で自分の心を落ち着けようとしているのが判る。

 その時、既に、俺達は屋上のドアの所まで辿り着いていた……。

 嶋崎先生は……。

「噂しか知らん……俺がお前ぐらいの頃にも……そんな事が有った……と」

 そう言いながら……嶋崎先生は、何かを覚悟したような表情で、屋上のドアを開け……。

「驚いたな……」

 その瞬間、真佐木の声……。

 自分の予想が外れた事を淡々と告げてるだけの……ほんの少しの動揺も感じられない口調だった。

「違う……だよ」

 声の主は……3人の1人……水原。

「俺達が自殺に見せ掛けて殺した海部かいふも……俺達の同族だ」

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