第6話

妖艶な優しい微笑み。




均整のとれた綺麗な面立ち。




さらさらの黒髪は、月明かりに照らされ光って見える。




この男性が私の……夫となる人で、とてもすごく大切で愛おしい。




彼なしで生きていこうと思った事もあるけど、今考えたらとてもそんな気にはなれない。




そう思ったら、背中がぶるっと震えてしまう。

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