第6話

パタン……―――――






部屋に一人きり。





窓辺の縁に腕をのせて、夜空を眺める。





そういえば、初めて慧悟さんとの夜をむかえた日もこうして空を眺めていたんだっけ……





あの時は今とはちがった緊張があって……





不安なんだけど、それよりも嬉しい気持ちが大きくて、わくわくした気持ちでいっぱいだった。

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