第189話

『はい……』




私は真在子さんを連れて、近くの甘味処へとやって来た―――……









「どうぞ遠慮なさらずに食べて。」




『すみません、では頂きます……』




私はあんみつを真在子さんはかき氷を頼み、黙ったままの私達の間にはスプーンが器にあたる音だけが、鮮明に聞こえる。





お冷やの氷が溶ける。







店の風鈴が癒やしをもたらす。








そして私は口を開き始めた…………

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